新東名高速道路の浜松いなさJCT(ジャンクション)〜豊田東JCTが、平成28年2月13日の15:00に開通します。
これまで新東名は御殿場JCTで東名高速道路と分かれ、三ヶ日で既存の東名に合流していました。つまり、静岡県内の海岸寄りを走る東名と並行して、高台を走行するのが新東名といった感じでした。
新たに浜松いなさJCT〜豊田東JCT間が開通することによって、愛知県内もスピーディーに移動することができるようになります。
愛知県内を走る東名高速道路では、上り線音羽蒲郡IC~豊田JCT間(21km)、下り線美合PA(パーキングエリア)〜豊田JCT(15km)が暫定3車線になっていますが、車線、路肩の幅が通常より狭くなっています。しかも規制速度は60km/hという感じで、すこしノロノロした状態でした。豊田JCT周辺では、商用車両の走行も多く、2車線では慢性的な渋滞が生まれるので、苦肉の策で3車線にしていたのです(平成23年10月21日から暫定3車線を実施していました)。
「暫定3車線は新東名(浜松いなさJCT~豊田東JCT)開通までを予定しています。開通後は、2車線の運用に戻す予定」(NEXCO中日本)とのこと。
岡崎SA、長篠設楽原PAが誕生!
豊田東JCT〜浜松いなさJCTの開通に合わせて、岡崎SA、長篠設楽原PAの2ヶ所のサービスエリアが新たに誕生します。
なかでもNEOPASA岡崎は、上下線集約型。
「行きと帰りで趣が全く異なる、2つのコンセプトを共存させた初めてのサービスエリア」(NEXCO中日本)で、上り線コンセプトは「東海道の岡崎宿」、下り線は「森のエントランス」。
愛知県は戦国時代に、三英傑(織田信長・豊臣秀吉/以上尾張国、徳川家康/三河国)を生んだ土地柄で、有名な桶狭間(おけはざま)、小牧山(こまきやま)、長篠(ながしの)などの古戦場がある天下を掛けた激戦の地。
長篠設楽原PAは、有名なパーキングエリアになっているのです。
長篠の戦い(長篠・設楽原の戦い)の古戦場に隣接していることから、上り線は「武田軍」、下り線は「織田・徳川連合軍」の陣を再現し、歴女も大注目のパーキングエリアになっているのです。
長篠の戦い(長篠・設楽原の戦い)では、武田勝頼率いる武田軍騎馬隊は、徳川・織田連合軍の鉄砲隊に敗れたことが史実として伝わっています。
上り線の「武田軍」は、赤備えである朱塗りを配色し、武田軍の本陣をイメージさせます。
対する、下り線「織田・徳川連合軍」は、物見櫓、のぼり旗、そして武田の騎馬軍を防いだ馬防柵を再現し、さらには「長篠・設楽原合戦の間」が設置され、『長篠合戦図屏風』(複製)や火縄銃などを展示。
「速旅(はやたび)新東名開通記念ドライブプラン」
平成28年2月13日(土)~平成28年8月31日(水)の間(ゴールデンウィーク、お盆などの混雑期、集中工事期間などを除く)、愛知県、静岡県とNEXCO中日本では「速旅(はやたび)新東名開通記念ドライブプラン」を実施。
すべて2日間有効で、NEXCO中日本のWEBから事前申し込みが必要。
(1)駿河富士周遊コース(尾張発着)=普通車8400円
(2)遠州周遊コース(尾張発着)=普通車5500円
(3)ふじのくにしずおかワイド周遊コース(尾張発着)=9300円
(4)尾張周遊コース(駿河富士発着)=8400円
(5)尾張周遊コース(遠州発着)=5500円
(6)三河周遊コース(全国どこからでも)=3400円
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