船越運河

船越運河

愛媛県宇和島市と南宇和郡愛南町との境にある運河が、船越運河(ふなこしうんが)。由良岬へと伸びる東西に長い由良半島の中央部を南北に縦断して開削された運河で、昭和41年に完成。かつては小型漁船を陸揚げして反対側の海岸に運んでいましたが、今ではこの運河で南北がつながっています。

リアス式海岸をショートカットする運河

幅20m、全長327m、水深3mの運河で、小型の漁船などの通行が可能。
愛媛県道292号(網代鳥越線)の船越橋が架橋され、それが唯一の橋になっています。

船越というのはもともとの地名で、20kmにも及ぶ長大な半島を回り込むよりも、300mほどの幅の陸を通して船を越えさせたというのが名の由来です。
小舟なら担ぎ上げて移動させたのかもしれません。

運河の完成により、10kmほどの半島迂回距離短縮が実現し、船舶の燃料費節約、水産物の増加などが実現したのだとか(最大航行可能船型は100t)。

宇和島市の西端、宇和海に突出した三浦半島にも細木運河(全長190m)が築かれています。

船越運河
名称 船越運河/ふなこしうんが
所在地 愛媛県南宇和郡愛南町魚神山
ドライブで 松山自動車道津島岩松ICから約18km
駐車場 なし
問い合わせ 愛南町内海公民館 TEL:0895-85-1021
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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