愛知県岡崎市藤川町、東海道藤川宿の本陣跡の西隣にある脇本陣跡に建てられたミュージアムが藤川宿資料館。脇本陣と本陣のみに許されたという門構えが現存するほか、藤川宿資料館の館内では高札、駒引朱印状(伝馬の認可状)、藤川宿街道模型などが展示されています。
吉良街道の分岐としても栄えた宿場の資料を展示
東海道五十三次、江戸・日本橋から数えて37番目の宿場が藤川宿。
天保14年(1843)年の記録では藤川宿は宿場の長さ1km、戸数302戸、本陣と脇本陣各1軒、旅籠屋(はたごや)36軒、宿内人数1213人となっています。
三河湾岸の吉良(きら)への「塩の道」と呼ばれた吉良街道の分岐でもあり、三河湾で製塩された塩は藤川宿から中馬街道の足助(あすけ)で中継され、さらに信州へと運ばれました(九久宿=豊田市九久平まで舟運も利用されています)。
西の棒鼻(藤川宿の出入口=広重の「藤川棒鼻の図」再現)を出、吉良道道標(名鉄名古屋本線踏切)の先には90本の「藤川の松並木」(岡崎市天然記念物)も残されています。
藤川宿資料館(脇本陣跡) | |
名称 | 藤川宿資料館(脇本陣跡)/ふじかわじゅくしりょうかん(わきほんじんあと) |
所在地 | 愛知県岡崎市藤川町中町北6-1 |
関連HP | 岡崎市公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄名古屋本線藤川駅から徒歩3分 |
駐車場 | 7台/無料 |
問い合わせ | 岡崎市教育委員会 TEL:0564-23-6177/FAX:0564-23-6643 |
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