愛知県刈谷市井ヶ谷町、刈谷ハイウェイオアシスの北東、800mほどのところ、愛知教育大学の東にある農業用の溜池が洲原池。一帯は洲原公園として整備されています。カキツバタ群落のある小堤西池、刈谷ハイウェイオアシスに隣接する岩ヶ池、その北西の草野池など周辺には多くの溜池があります。
美濃国から勧請した洲原神社が鎮座
現在の刈谷市、安城市一帯は、農業用の水の確保に難渋した場所。
江戸時代に火伏せで勧請した秋葉神社もその祭礼の『万燈祭』は雨乞いというくらいに、水の確保は死活問題だったのです(愛知県には2000ヶ所もの溜池がありますが、豊明市、大府市、刈谷市から知多半島にかけての丘陵地帯、つまりは愛知用水沿いに集中しています)。
そのために多くの農業用溜池が築かれましたが、広さ16haという大きな池が洲原池で、開削当初は新池と呼ばれていました。
堰堤がたびたび決壊したので、明暦元年(1655年)、豊作などのご利益で知られる美濃国の洲原神社(現・岐阜県美濃市/白山信仰の社で全国の洲原神社の本社)の分霊を勧請して洲原神社を創建。
以降、池の名も洲原池と呼ばれるように。
周囲に広がる丘陵地の松林を利用して昭和44年に風致公園として整備されたのが洲原公園。
ソメイヨシノ420本が植栽され、3月下旬~4月上旬に見頃を迎えるほか、初夏のツツジも見事です。
池の周りには全長2.2kmの散策コースがあるほか、宿泊施設の洲原ロッジ(素泊まり、和室のみ、自炊可)、洲原温水プール、600席の観覧席があるテニスコート、デイキャンプ広場・ファイヤー広場、遊具広場、わんぱく広場、湖畔の展望デッキが整備されています。
洲原池(洲原公園) | |
名称 | 洲原池(洲原公園)/すはらいけ(すはらこうえん) |
所在地 | 愛知県刈谷市井ヶ谷町洲原4-1 |
関連HP | 刈谷市公式ホームページ |
電車・バスで | JR刈谷駅・名鉄刈谷駅、または、名鉄富士松駅からバスで洲原温水プール下車 |
ドライブで | 伊勢湾岸自動車道豊明IC・豊田南ICから約5km |
駐車場 | 529台/無料 |
問い合わせ | 刈谷市公園緑地課 TEL:0566-62-1023/FAX:0566-23-9331 |
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