後生掛温泉

八幡平(はちまんたい)の秋田県側中腹に湧く後生掛温泉(ごしょうがけおんせん)。泉質は酸性単純硫黄泉で、「馬で来て下駄で帰る後生掛」といわれるほど効能が高い湯治場。一軒宿の後生掛温泉は箱蒸し、自然の蒸気を利用したサウナ、打たせ湯、火山風呂(気泡浴)、さらにやオンドル(湯治村)などがあり、和風のクアハウスといった趣です。

東北を代表する湯治場で、充実の設備、クアハウス的な浴室が自慢

新館の客室
源泉かけ流しの大浴場

明治14年、谷内村の阿部仁八によって開湯した歴史ある湯治場(とうじば)。
「馬で来て下駄で帰る後生掛」というように、往時には遠方から歩いて湯治にやってきたので、農閑期に長期滞在して療養する人が多かったのが特徴です。

現在は、八幡平アスピーテライン(八幡平アスピーテライン沿い)沿いにあるため、秋田県八幡平市側、岩手県八幡平市側両方からアプローチも便利。

一軒宿の温泉ですが、外見上は、バストイレ付きで和洋室もある本館、全室和室の新館に分かれる旅館部と、5棟の滞在向け湯治棟の「湯治村」に分かれています。
湯治部宿舎にはオンドル大部屋、オンドル個室など床下に蒸気を通して暖める「オンドル」を配し、いながらにして健康増進ができる部屋も。

標高は990mという高所に位置するため、「盛夏でも朝夕は涼しいのでクーラーは不要。天然クーラーで涼んでください」とのこと。

効能大の温泉には日帰り入浴も可能

手前が「火山風呂」
宿の背後にはこんな泥火山も

温泉は、木箱から首を出して入浴する個人サウナの「箱蒸し風呂」、気泡が肌をリフレッシュする「火山風呂」、泥パックで美肌効果が期待できる「泥風呂」、全身が温まる「神経痛の湯」(上部の大きい湯船)、自然の蒸気を利用した「サウナ風呂」、マッサージ効果抜群の「打たせ湯」(滝湯)、そして露天風呂、旅館部専用浴室、源泉かけ流しの足湯((5月初旬〜10月下旬)と、クアハウスのように楽しめます(ただし、酸性単純硫黄泉のためシャワーはありません)。

日帰り入浴もできるので効能大なる山の湯をぜひ楽しみましょう。
神経痛、皮膚病、婦人病などに効能大。

「1つ食べれば3年長生きする」という「黒たまご」、小型のきりたんぽ「ちびたんぽ」が名物です。
後生掛温泉の「泥風呂」の泥を使った、オリジナル石鹸「泥石鹸」は売店で販売。

後生掛温泉の裏には、泥を吹き上げる墳気口や泥火山などを観察できる「後生掛園地」があり、散策に絶好。
一周30分の後生掛自然研究路が整備されています。

蒸気サウナの「箱蒸し風呂」
湯治村のオンドル施設
後生掛温泉に伝わる悲しい地名の由来
後生掛の名は、江戸時代1人の男性(三陸出身の九兵衛)をめぐって、2人の女性(三陸に残した本妻、九兵衛を看病した恐山巡礼の途中の女性)が後生を掛けて湯沼に身を投げたという伝説に由来。
源泉をオナメ(妾)の湯、モトメ(本妻)の湯と呼ぶのは、この伝説から。
後生掛温泉
名称 後生掛温泉/ごしょうがけおんせん
所在地 秋田県鹿角市八幡平熊沢国有林
関連HP 後生掛温泉公式ホームページ
電車・バスで JR鹿角花輪駅から秋北バス八幡平頂上行きで1時間1分、後生掛温泉下車、すぐ
ドライブで 東北自動車道鹿角八幡平ICから約28km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 後生掛温泉 TEL:0186-31-2221/FAX:0186-31-2223
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
八幡平アスピーテライン

紅葉絶景ドライブ(9)八幡平アスピーテライン

2018年9月27日

後生掛自然研究路

2017年7月24日

 

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