川原毛大湯滝

岩手・宮城・山形県境にも近い、秋田県湯沢市の国有林内(栗駒国定公園内)にある落差20mの滝が川原毛大湯滝。「湯滝」と呼ばれるのは、沢の上流で湧出する天然の温泉が滝となり、断崖下にある滝壺に落下しているから。滝壺がそのまま湯壺、まさに天然の露天風呂になっているというわけで、秘湯王国・東北のなかでも、屈指のワイルドさ。

巨大な滝の滝壺が露天風呂に!

アプローチは、川原毛地獄の駐車場から遊歩道を徒歩で約15分。
途中には火傷するほどの熱湯が流れている川や、強烈な硫黄の臭気とともに火山ガスが噴き出す箇所もあるのでご注意を。

とくに水着着用との決まりはありませんが、川原毛大湯滝周辺で散策だけの人もいて、当然ながら目隠しなどはないため、水着を着用して入浴する人が多くなっています(男女別の脱衣所あり)。

自然のただなかにある渓流の野湯で、入浴は無料ですだが、水量と湯温のバランスから、7月上旬〜9月中旬が入浴の適期となっています(11月上旬〜翌5月上旬は道路自体を閉鎖。開通時期については要問い合わせ)。

泉質はpH1.41という強烈な塩酸酸性型強酸性泉で、湯温も源泉では約95度と高温ですが、周囲の沢水と混じり合うことにより、時期にもよりますが湯壺では適温になる仕組み。

川原毛大湯滝
名称川原毛大湯滝/かわらげおおゆたき
所在地秋田県湯沢市高松番沢
関連HP湯沢市公式ホームページ
電車・バスでJR湯沢駅から羽後交通バス泥湯温泉行きで1時間5分、終点下車、徒歩1時間(冬季運休)
ドライブで湯沢横手道路須川ICから約23.5km
駐車場50台/無料
問い合わせ湯沢市観光・ジオパーク推進課 TEL:0183-73-2111/FAX:0183-73-2117
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

川原毛地獄

栗駒国定公園内の西の玄関口にあたり、岩手・宮城・山形県境とも近い、秋田県南東部の湯沢市高松岳山中に広がる火山性の地熱帯が川原毛地獄。標高800m、約5haの火山荒原では、昭和41年まで硫黄が採掘されており、今も至るところから強烈な臭気ととも

 

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