青森県の熊出没状況は、「クマ出没マップ」でチェック!

2025年は東北地方全体におけるブナの「大凶作」の影響もあり、青森県内でも11月9日時点で10件10名の人身被害が発生しています。冬眠前に栄養を蓄える餌が極端に少ないことが、人の生活圏への出没が増えた要因ですが、青森県ではツキノワグマ出没警報を出して警戒を呼びかけています。

2025年1月〜10月の熊出没状況は前年比3.6倍!

りんご園などには熊出没

青森県の2025年1月〜10月の熊出没状況は、前年同期の出没件数が684件だったことに対し、2460件と1776も増加。
なんと3.6倍に増加するという異常事態になっています。
2460件のうち目撃例が、2284件、食害が168件、人身被害も8件あり、人身被害も前年同期の4件から倍増する勢い。
さらに11月3日、十和田市切田地区で、キノコ採りをしていた男性(70代)が顔を負傷、11月9日にも地区(日)にも三戸町川守田でも人身被害が発生し、合計10件を数えています。

農作業、クリ拾い中、キノコ採り中が多く、観光客が襲われる事件は発生していませんが、散歩中というケースがあるので油断はできません。
奥入瀬渓流でもツキノワグマの目撃例があるので、注意が必要です(10月に雲井の滝付近での目撃例もあります/熊除けの鈴の携行を)。

過去の事例を見ても農作業、クリ拾い中、キノコ採り中に熊に出くわし、驚いた熊に襲われるケースが多いのですが、人家に餌があることを覚えると、市街地に現れる恐れもあります。

青森県では、ツキノワグマによる人身被害の多発を受け、「住宅街であっても、クマの出没情報が寄せられている地域では、周囲に気を付けて行動し、クマと出合わないための対策を心がけてください」と呼びかけています。

青森県の熊出没状況は、「クマ出没マップ」でチェック!
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