東京大学空間情報科学研究センターのデータによれば、居住地平均標高1000m以上という市町村は、全国になんと24もあり、TOP10は1100m以上という高所です。地域性を明確にするため、平成の広域合併前の旧自治体名(長野県安曇村は現在は松本市安曇支所)でのランキングにしています。
平成の広域合併以前の自治体でランキング
広域合併によって、明治21年には日本国内に7万1314あった自治体は、明治の広域合併で明治22年に1万5859、さらに昭和の広域合併により、昭和28年10月には9868、昭和31年4月には4668まで減少しています。
さらに効率化を、自治体としての存続を図るために平成の広域合併が行なわれ、平成22年4月には1727にまで減少、その後も合併が行なわれていますが、この平成の広域合併で、地域性が失われた部分も多いため、現在は支所となっている平成の広域合併前の村を含めて、ここでは市町村としてランキングしています。
たとえば上高地のある安曇村は、松本市になっていますが、松本市では居住地平均標高としての特性が失われるので、ここではあえて旧・安曇村としてランキングに含めています。
標高が1000m以上ということは、単純計算しても下界とは7度近く涼しい高原で、新緑、避暑、紅葉、登山などを目的に滞在型観光地としても注目の自治体、エリアといえるでしょう。
居住地平均標高 TOP25
順位 | 市町村名 | 県名 | 標高 |
1位 | 旧・安曇村(現・松本市安曇支所) | 長野県 | 1525.7m |
2位 | 川上村(南佐久郡) | 長野県 | 1346.5m |
3位 | 旧・奈川村(現・松本市奈川支所) | 長野県 | 1242.4m |
4位 | 南牧村(南佐久郡) | 長野県 | 1230.1m |
5位 | 旧・高根村(現・高山市高根支所) | 岐阜県 | 1224.7m |
6位 | 旧・開田村(現・木曽町) | 長野県 | 1218.6m |
7位 | 草津町(吾妻郡)/町で日本最高所 | 群馬県 | 1188.9m |
8位 | 南相木村(南佐久郡) | 長野県 | 1158.4m |
9位 | 旧・芦安村(現・南アルプス市芦安支所) | 山梨県 | 1103.0m |
10位 | 木祖村(木曽郡) | 長野県 | 1100.6m |
11位 | 嬬恋村(吾妻郡) | 群馬県 | 1094.5m |
12位 | 茅野市/市で日本最高所 | 長野県 | 1083.1m |
13位 | 原村(諏訪郡) | 長野県 | 1079.2m |
14位 | 旧・浪合村(現・阿智村浪合支所) | 長野県 | 1078.9m |
15位 | 北相木村(南佐久郡) | 長野県 | 1074.8m |
16位 | 旧・大泉村(現・北杜市大泉総合支所) | 山梨県 | 1039.7m |
17位 | 小海町(南佐久郡) | 長野県 | 1033.3m |
18位 | 旧・真田町(現・上田市真田地域自治センター) | 長野県 | 1028.1m |
19位 | 旧・楢川村(現・塩尻市楢川支所) | 長野県 | 1022.5m |
20位 | 山中湖村(南都留郡) | 山梨県 | 1019.6m |
21位 | 鳴沢村(南都留郡) | 山梨県 | 1013.4m |
22位 | 旧・八千穂村(現・佐久穂町、支所なし) | 長野県 | 1013.2m |
23位 | 王滝村(木曽郡) | 長野県 | 1007.9m |
24位 | 平谷村(下伊那郡) | 長野県 | 1001.3m |
25位 | 片品村(利根郡) | 群馬県 | 982.2m |
居住地平均標高で最高所は1525.7mの旧安曇村! TOP25を紹介 | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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