三重県なのに西武鉄道!? 旧形電車が大活躍の三岐鉄道三岐線

三岐鉄道三岐線

全国的にも珍しいナローゲージ(特殊狭軌)の北勢線で知られる三岐鉄道。四日市市の近鉄富田駅(きんてつとみだえき)と西藤原駅を結ぶ26.5kmの三岐線では、西武鉄道の旧形電車が大活躍。元西武701系が801系と851系、401系が101系、そして新101系が751系として余生を送っています。

昭和の西武鉄道の車両風景が、三重県で復活!

三岐鉄道三岐線
西武鉄道カラーのレモンイエローに再塗装された801系805F

西武所沢車両工場で昭和38年〜昭和42年に製造された通勤形電車西武701系電車は、平成9年で西武鉄道での運用が終了、上信電鉄、総武流山電鉄(現・流鉄)、伊豆箱根鉄道、近江鉄道にも譲渡されていますが、通常の運行で使われるのは、三岐鉄道三岐線のみです。

西武401系電車は、三岐鉄道101系電車として運用されていますが、101編成は現役最古参の西武鉄道の車両になっています。

三岐鉄道と西武鉄道は資本関係はまったくありません。
なぜ西武の車両ばかりかといえば、使い勝手がいいからということに。

しかも801系805Fを西武鉄道カラーのレモンイエローに再塗装して平成30年4月26日から、801系803Fを西武鉄道旧カラーのディープラズベリー×トニーベージュツートン(赤電色編成)に復元して、平成31年4月21日から運用を開始し、「昭和レトロの西武鉄道」の雰囲気がさらに増大しています。

三岐鉄道三岐線801系805Fは、西武鉄道時代は西武701系781Fの4連だった車輛で、「さよなら701系」として平成9年2月22日、西武新宿駅〜西武球場前駅に往復運転(さよなら運転)された車両です。
西武所沢車両工場で3連化する改造を施して、三岐鉄道に納入されています。

三岐鉄道三岐線
西武鉄道旧カラーのディープラズベリー×トニーベージュツートン(赤電色編成)
三重県なのに西武鉄道!? 旧形電車が大活躍の三岐鉄道三岐線
所在地 三重県四日市市富田〜いなべ市藤原町大貝戸
関連HP 三岐鉄道公式ホームページ
問い合わせ 三岐鉄道 TEL:059-364-2141
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
三岐鉄道北勢線

三岐鉄道北勢線

三重県桑名市の西桑名駅と、いなべ市の阿下喜駅(あげきえき)を結ぶ、軌間(レール幅)762mmのナローゲージ(特殊狭軌)の鉄道が三岐鉄道北勢線(さんぎてつどうほくせいせん)。路線総延長は、20.4 kmで、ナローゲージ(特殊狭軌線)としては、

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ