【新・南都八景】東大寺「二月堂の眺め」

東大寺「二月堂の眺め」

奈良市の世界文化遺産「古都奈良の文化財」は令和5年で登録から25年の節目を迎えますが、奈良市観光協会では、12月1日、SNS映えする「新・南都八景」を発表。そのうちのひとつが東大寺「二月堂の眺め」。国宝に指定される二月堂には、テラス状の舞台が設けられ、そこからは生駒山、奈良市街などを眺望。

二月堂の舞台は、24時間入場でき、奈良を眺める展望台に!

東大寺「二月堂の眺め」
『お水取り』で知られる東大寺二月堂(国宝)

東大寺の二月堂は『修二会』(お水取り)で知られる国宝建築ですが、その際に大松明が燃え盛るのがの建物の西側にある、巨大なバルコニーのような空間、舞台。
現在の建物は、寛文9年(1669年)の再建で、舞台からは大仏殿、生駒山、奈良市街地を眺望し、若草山などと並んで「奈良屈指の絶景」といわれています。

お水取りなどの行事を除いて舞台の上は24時間開放されているので、古都・奈良の日没などを眺めるにも最適です。
また、夜も燈籠に光が入り、幻想的でおすすめです(三脚の使用はできません)。
夜間に入堂する場合は、マナーを守って行動を。

ちなみにオリジナルの「南都八景」(室町時代の『陰涼軒日録』に初めて登場し、江戸時代に定着)に入っている東大寺は、「東大寺鐘」(とうだいじのかね)で、重さ26.3tの巨鐘が選ばれています(除夜の鐘は一般でも撞くことができます)。

【新・南都八景】東大寺「二月堂の眺め」
所在地 奈良県奈良市雑司町406-1
場所 東大寺 二月堂
関連HP 東大寺公式ホームページ
電車・バスで 近鉄奈良線・JR奈良駅から奈良交通バス市内循環で4~7分、大仏殿春日大社前下車、徒歩5分
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約6.4kmで県営登大路南駐車場
駐車場 県営奈良登大路自動車駐車場(275台/有料)、春秋の観光シーズンには県営奈良大仏殿前自動車駐車場は観光バス専用となるため注意を
問い合わせ 東大寺寺務所 TEL:0742-22-5511/FAX:0742-22-0808
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

東大寺・二月堂

大仏開眼の大供養が行なわれた752(天平勝宝4)年に始まった歴史ある行事が、東大寺・二月堂に伝わる『修二会』(しゅにえ・正しくは十一面悔過、通称「お水取り」)。現存する東大寺・二月堂は、1667(寛文7)年、「お水取り」の最中に失火で焼失し

東大寺・二月堂『お水取り』(修二会)

お水取りで知られる東大寺・二月堂の『修二会』(しゅにえ)の正式名称は「十一面悔過」(じゅういちめんけか)。二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で、懺悔(さんげ)することを意味しており、僧侶たちが世の中の罪や穢(けがれ)を一身に背負って祈

新・南都八景

奈良市で「新・南都八景」が誕生

奈良市の世界文化遺産「古都奈良の文化財」は令和5年で登録から25年の節目を迎えますが、奈良市観光協会では、12月1日、「新・南都八景」を発表。江戸時代に流布していた「南都八景」の令和バージョンで、SNSでの発信を期待し、「映える」場所が選定

 

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