8月26日は、「火山防災の日」。明治44年8月26日、浅間山に日本で最初の火山観測所が設置され、観測を開始した記念すべき日です。その「火山防災の日」にあわせて『富士山の大規模噴火と降灰の影響』のCGを公開しています。YouTubeでも視聴が可能です。
富士山の大噴火で、首都圏も都市機能がマヒする可能性が
内閣府では、令和7年3月28日に「首都圏における広域降灰対策ガイドライン」を公表。
宝永4年(1707年)の「宝永大噴火」と同程度の噴火が発生、首都圏などに火山灰が集中して積もった場合を想定しています。
最新の研究で、富士山は過去5600年間で噴火が180回発生しており、平均で30年に1回程度と高い頻度であることがわかっています。
宝永の大噴火は380年の沈黙を破っての大噴火で、以来、ふたたび300年もの間沈黙を守っているので、次の噴火もパワーを蓄えた大噴火となる可能性があるのです。
内閣府は、「富士山の大規模噴火が発生した場合、どのような現象が発生し、どのような影響があるのかを理解いただくため、CGと実際の映像を交えた資料映像を作成しました。 映像を活用して、近年、発災事例がない広域降灰等の大規模噴火について知っていただき、備えるきっかけとしていただければ幸いです」としています。
富士山から60kmほど離れた神奈川県相模原市付近では、砂浜の砂のような火山灰が降り、2日後には20cm堆積。
100km離れた東京都新宿区でも5cmほど火山灰が積もるということが想定されています。
鉄道・トラック輸送などの物流が停止し、都市機能が麻痺する可能性もあるので、まずは動画を視聴し、万一の富士山の噴火に備える必要があるとのこと。
内閣府が『富士山の大規模噴火と降灰の影響』のCG公開! YouTubeで視聴可能 | |
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