辻地蔵(道しるべ地蔵)
新潟県長岡市の南の郊外にある摂田屋地区。その市街を貫く旧三国街道の入口に位置し、レンガ造りの煙突と大きなしょうゆの木桶がひと際目を引く「越のむらさき」の古い社屋と、まるで一体化したようにたたずむのが、この辻地蔵(道しるべ…
新潟県長岡市の南の郊外にある摂田屋地区。その市街を貫く旧三国街道の入口に位置し、レンガ造りの煙突と大きなしょうゆの木桶がひと際目を引く「越のむらさき」の古い社屋と、まるで一体化したようにたたずむのが、この辻地蔵(道しるべ…
「醸造のまち」として名高い新潟県長岡市摂田屋(せったや)地区。旧三国街道沿いの入口近くにある、赤い鳥居とお狐様が目印のパワースポットが竹駒稲荷です。もとは日本三大稲荷のひとつともいわれる(日本三大稲荷は諸説あり定かであり…
滋賀県大津市にある建部大社は、近江国一之宮。神社の東側で、近江国庁跡も発掘されており、一帯が律令時代(古代から中世)の近江国の中心地だったことがわかります。源頼朝が京から伊豆に流される途中で、源氏の復興を祈願し、見事に叶…
滋賀県東近江市、愛知川(えちがわ)の上流部にあり、百数十の末寺を統轄する臨済宗永源寺派の総本山が永源寺。紅葉の名所として全国的に有名。南北朝時代の康安元年(1361年)、近江国の領守・佐々木氏頼(ささきうじより=六角氏頼…
金剛輪寺、西明寺と並んで湖東三山のひとつに数えられるのが東近江市にある百済寺(ひゃくさいじ)。もともと歴史のある湖東三山ですが、百済寺は、もっとも歴史のある寺。飛鳥時代に聖徳太子の勅願によって創建され、朝鮮半島の古代国家…
百済寺(ひゃくさいじ)、金剛輪寺と並んで、湖東三山のひとつ。承和元年(834年)、仁明天皇の勅願により三修上人が開山と伝えられる天台宗の古刹が滋賀県甲良町の西明寺。古来から祈願道場、修行道場として知られ、源頼朝がわざわざ…
西明寺、百済寺(ひゃくさいじ)とともに湖東三山のひとつで、741年(天平13)に聖武天皇の勅願で行基が開山、嘉承年間(848年〜851年)に円仁(慈覚大師)が再興した天台宗の古刹が、滋賀県愛荘町の金剛輪寺。本堂・大悲閣は…
大宝3年(703年)、琴弾山(ことひきやま)で修行していた日証上人が創建。宇佐を出航した八幡大菩薩の乗った船が漂着し、その時船の中から琴の音がしたのが琴弾という社名・地名の由来とか。つまりは八幡総本宮の宇佐神宮から分霊を…
四国八十八ヶ所霊場第68番札所・神恵院(じんねいん)と第69番札所・観音寺は、琴弾山中腹の同じ境内にあり、琴弾八幡宮の別当・神宮寺として日証上人が創建。もともとの第68番札所は神宮寺(琴弾八幡宮)で、現在の神恵院の本堂は…
滋賀県長浜市にある豊臣秀吉(豊国大明神)、加藤清正、事代主命(ことしろぬしのみこと=恵比寿神)などを祭神とする神社。秀吉ゆかりの一社。現在の長浜市の基礎を築いたのは小谷城攻略後、長浜に城を築いた羽柴秀吉。秀吉は長浜の恩人…
養老2年(718年)、行基創建と伝わる真言宗智山派の古刹が甲州市勝沼町にある大善寺。鎌倉時代築造の檜皮葺きの薬師堂(本堂)は国宝。本尊に祀られた薬師如来が右手にブドウを持っていたことから、甲州種ぶどうの発祥の地とされ、8…
承平7年(937年)、現在の富士スバルライン5合目(精進口5合目)の小御岳山の山頂に開かれた神社。明治以前の神仏習合の時代には太郎坊正真、冨士山小御嶽石尊大権現と呼ばれた山岳信仰の霊地で、今でも富士山内第一の大社となって…
承平7年(937年)の富士山噴火の際に流出した溶岩流の東端に形成される溶岩樹型が富士吉田市の吉田胎内樹型。富士山信仰で「御胎内」と呼ばれる信仰の対象となり、吉田口登山道に近いことから富士登拝前の胎内巡りの対象となったもの…
富士河口湖町の勝山地区にある浅間神社で、世界遺産富士山(「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)の構成資産のひとつになっているのが冨士御室浅間神社(ふじおむろせんげんじんじゃ)。かつての本宮である山宮(奥宮)は富士山吉田口登…
河口湖北岸の旧鎌倉街道の要衝、富士河口湖町の河口集落(かわぐちしゅうらく)にある浅間神社(せんげんじんじゃ)が河口浅間神社(かわぐちあさまじんじゃ)。富士山の火山活動が鎮まるのを祈願して、貞観7年(865年)に創建された…
銚子漁港近くにある真言宗の古刹が円福寺(飯沼観音)で、正式名は飯沼山円福寺。神亀5年(728年)、漁師清六と長蔵の網にかかった十一面観世音菩薩をお堂に祀ったのが起源とされ、開基は空海(弘法大師)。その後は地元の豪族・海上…
富士山の東麓、静岡県小山町須走の須走口登山道起点に鎮座する浅間神社が富士山東口本宮冨士浅間神社(須走浅間神社)で世界遺産富士山(「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)の構成資産のひとつ。延暦大噴火(800年〜802年)の際…
社伝によれば日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に創建と伝わる古社が静岡県裾野市須山の須山浅間神社で、世界遺産富士山(「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)の構成資産のひとつ。往古には富士山東口の社。大永4年(152…