砂千里ヶ浜
阿蘇公園道路で阿蘇山上広場を目ざすと、中岳山上には火山荒原が広がっています。中岳火口群の南東に広がる砂漠のような場所が砂千里ヶ浜。数千年前に形成された中岳新期山体の火口原で、黒い砂やスコリアの細粉で覆われています。
阿蘇公園道路で阿蘇山上広場を目ざすと、中岳山上には火山荒原が広がっています。中岳火口群の南東に広がる砂漠のような場所が砂千里ヶ浜。数千年前に形成された中岳新期山体の火口原で、黒い砂やスコリアの細粉で覆われています。
鹿児島県南大隅町根占地区を流れる雄川上流に懸かる落差46m、幅60mの美しい滝が雄川の滝(おがわのたき)。平成30年のNHK大河ドラマ『西郷どん』のオープニングシーンで使われて、注目を浴びました。駐車場から滝壺近くまで、…
万治元年(1658年)に島津家19代、薩摩藩第2代藩主・島津光久(しまづ みつひさ)が別邸として造園した庭園が仙巌園で、通称「磯庭園」。園内には奇岩奇石が多く、中国江西省・龍虎山の仙巌に似ていることから「仙巌園」と名付け…
明治23年に開庁し、大正9年に現在地に移築されたかつての簡易裁判所(旧三角簡易裁判所)。地元宇土郡(うとぐん)はもちろん、下益城郡(しもましきぐん)内2ヶ村(守富・杉合)、天草郡内5ヶ村(登立・上村・中村・維和・湯島)の…
熊本県小国町を流れる蓬莱川に懸かる落差9mほどの滝。幅は25mあり、カーテンのように流れ落ちるその美しいフォルムと、滝の裏側に回ることのできる「裏見の滝」というフォトジェニックな点で、人気を集めています。阿蘇ユネスコジオ…
岡山県新見市内のカルスト台地に点在する洞穴群の中でも、江戸時代末期、猟師が狸を追っているとき発見という早くから開発された鍾乳洞が満奇洞(まきどう)。古くは「槇の穴」と呼ばれていましたが、歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が昭和4…
明治37年4月1日に開業した江ノ島電鉄の駅が極楽寺駅。駅名は近くの極楽寺、極楽寺坂切通に由来します。明治40年に江之島電氣鐵道の極楽寺隧道が完成し、明治40年8月16日、極楽寺から鎌倉町の大町(現在廃止)まで延伸していま…
金剛輪寺、西明寺と並んで湖東三山のひとつに数えられるのが東近江市にある百済寺(ひゃくさいじ)。もともと歴史のある湖東三山ですが、百済寺は、もっとも歴史のある寺。飛鳥時代に聖徳太子の勅願によって創建され、朝鮮半島の古代国家…
滋賀県高島市にある琵琶湖の内湖が乙女ヶ池。かつて表の湖(琵琶湖)に対して、ウラウミ、セドウミ(セド=背戸)などと呼ばれ、万葉の時代には「香取の海」と呼ばれた琵琶湖の入江でした。戦国時代には織田信長の命により築かれた大溝城…
滋賀県内で唯一農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されている棚田が高島市の「畑の棚田」(はたのたなだ)。平成17年公開の映画『男たちの大和/YAMATO』のロケ地にもなった棚田で、標高270~370m(標高差100m)、…
北海道美瑛町大久保協生、周氷河地形が生み出す北海道らしい波状丘陵に広がるキガラシ畑の奥に立つポプラの木は、昭和47年〜昭和52年に販売された「ケンとメリーのスカイライン」のCMで使われたケンとメリーの木。ポツンと立つポプ…
奥能登の霊山・岩倉山が海に落ちる場所が、輪島市と珠洲市の境に位置する「能登の親不知」と呼ばれる「波の花道」。寛政4年(1792年)、海蔵寺八世・麒山が掘削したもので、明治20年に大改修が行なわれていますが、この明治時代大…
松本清張の推理小説『ゼロの焦点』で、事件の発端とクライマックスの場となったのが石川県志賀町、能登金剛の一角にあるヤセの断崖。日本海にせり出すように切り立った絶壁は高さ55m。断崖の突端は危険なので立入禁止となっています。…
能登西海岸でダイナミックな海岸線が続くのが志賀町の能登金剛(のとこんごう)。能登金剛随一の景勝地が巌門(がんもん)です。日本海にせり出た岬の断崖に波と風の浸食で幅6m、高さ15m、奥行60mの貫透洞門が生じたもの。豪快な…
昭和59年3月9日から日本テレビ系列で全13話が放送された倉本聰脚本のテレビドラマ『昨日、悲別で』。物語の主要な舞台のひとつが、北海道・上砂川町がモデルの架空の町・悲別町。北海道・歌志内市にある悲別ロマン座は、ドラマの舞…
北海道上砂川町にかつてあったJR北海道の駅。函館本線上砂川支線の終点駅でしたが上砂川支線の廃線に伴い平成6年5月16日に営業を終えています。砂川寄りに移設され保存されていますが、これは昭和59年放送の倉本聰脚本・演出のテ…
山形県山形市にある山形県郷土館文翔館は、大正5年に建てられた旧山形県庁舎と旧県議会議事堂。大正5年築のイギリス・ルネサンス様式を基調としたレンガ造り石張りの旧山形県庁舎とレンガ造りの旧議事堂は、ともに国の重要文化財、近代…
霞城公園となっている山形城の二の丸の大手(正門)にあたるのが東大手門。枡形(広場)を中心に櫓門、続櫓、高麗門、土塀で構成されています。藩主の威厳を示す重厚な門になっています。現在の門は江戸時代中期の門を史料をもとに平成3…