磯清水
丹後(たんご)の天橋立(あまのはしだて)は陸奥(むつ)の松島、安芸(あき)の宮島とともに「日本三景」に数えられる景勝地。約8000本の黒松林が続く砂嘴で、全長約3.6km、幅は20mから170m。白砂青松百選、日本の道百…
丹後(たんご)の天橋立(あまのはしだて)は陸奥(むつ)の松島、安芸(あき)の宮島とともに「日本三景」に数えられる景勝地。約8000本の黒松林が続く砂嘴で、全長約3.6km、幅は20mから170m。白砂青松百選、日本の道百…
天橋立駅・智恩寺(切戸の文殊)側から、公園となった天橋立へと歩くと、西の内海(阿蘇海)と東の外海(宮津湾)を結ぶ天橋立運河(文殊水道=大正3年掘削)があります。この水路にかかる橋で、正式名は小天橋へと架かるため小天橋。そ…
成相寺からさらに車で7分ほど上った鼓ヶ岳(569.1m)の山上、標高470m地点にあるのが成相山パノラマ展望台。天気のいい日には能登半島や白山まで見渡せ、「日本一のパノラマ展望台」とのこと。
成相寺は、704(慶雲元)年、真応上人が開基した橋立真言宗の古刹で、天橋立を望む絶景で知られる鼓ヶ岳(569.1m)の中腹に建っています。元々は真言密教(山岳修験)の道場。本尊は美人観音として知られる聖観世音菩薩で、「願…
成相山(なりあいさん)の中腹にある公園で、阿蘇海と宮津湾を分けて文珠方面に伸びる天橋立が「斜め一文字」に伸びる様子は天橋立三大観のひとつでこれが、「斜め一字観」。「股のぞき」の名所としても有名で「股のぞき観」とも呼ばれて…
天橋立を東西南北から眺める「天橋立四大観」のうち、宮津湾・日本海側(東側)から天橋立の長大な砂州を眺めるのが雪舟観展望所(せっしゅうかんてんぼうしょ)。ここからの眺めが雪舟が描いた『天橋立図』(あまのはしだてず/国宝、京…
天橋立の西側、与謝野町の高台、大内峠にある展望台が大内峠一字観公園。東に位置する雪舟観展望所とは逆に、昇る朝日とともに見る光景が絶景の場所。股のぞき発祥の地といわれ、宮津湾と阿蘇海を横一文字に区切る天橋立を眺望。傘松公園…
文珠山山上の天橋立ビューランド内にあるのが飛龍観で「天橋立四大観」のひとつ。ここからは南から北へと真一文字にのびる天橋立を真っ正面に望むことができる絶景の展望台。「股のぞき」で眺めると松がうろこ、白砂が背びれで、龍が天に…
天橋立を眺める絶景の展望台「飛龍観」のある文珠山にある遊園地が天橋立ビューランド。来園者の多くは、飛龍観が第一の目的ですが、観覧車、園内を一巡するサイクルカー(サイクルモノレール)などからは、真正面に真一文字にのびる天橋…
京丹後市丹後町筆石の海岸にある奇岩。海岸に毅然と立つその岩の姿が屏風のように見えることが屏風岩の名の由来です。海食崖の断崖のすぐ沖合に、石英安山岩の「離れ岩」が立っているもの。屏風岩自体は一枚岩ですが、北西方向に一直線状…
間人蟹(たいざがに)で有名な京丹後市丹後町間人の後ヶ浜海岸(のちがはまかいがん)にある奇岩。玄武岩の柱状節理でできている自然岩ですが、高さ20mで、陸繋砂州(トンボロ)で陸地とつながって島のようなかたちとなっています。後…
京都府宮津市の金引山の山中、滝馬川(たきばがわ)に懸かる落差40m、幅20mの滝。数条に分かれ、岩肌を滑るように流れ落ちる優美な滝で、右側が男滝、左側が女滝と呼ばれています。京都府では唯一、「日本の滝百選」に選定。下流に…
日本三景のひとつ、松島(宮城県)に似ていることから名付けられた景勝地が京丹後市にある丹後松島。犬ヶ岬園地から東側の経ヶ岬を眺望すると、いくつかの小島が海に浮かんでいるように見えますが、実はこれらの島々はすべて陸続きになっ…
丹後半島最北端の岬。岬の先端、海抜140mの断崖上には明治31年に初点灯した経ヶ岬灯台があり、灯台へは駐車場から400mの遊歩道(階段状の山道)を15分かけて登ります。明治期に建設された石造の灯台として国の重要文化財に指…
金沢能楽美術館内にあり、希少伝統工芸と呼ばれる加賀友禅や加賀象嵌、加賀水引細工、金沢漆器、加賀毛針、三弦(三味線)、和傘、提灯、二俣和紙などの伝統工芸を扱うアンテナショップが金沢・クラフト広坂。二俣和紙のぽち袋、加賀繍の…
明治の中頃から、大正、昭和にかけて300編あまりの作品を発表し、徳田秋聲、室生犀星と並んで「金沢三大文豪」にも数えられる泉鏡花の足跡を紹介するのが泉鏡花記念館。泉鏡花記念館は鏡花の生家跡(金沢下新町23番地)に建てられ、…
金沢の伝統産業である金箔についてのミュージアムで、金箔の製造工程から金箔を使った美術工芸品、製造道具など480点あまりを一堂に紹介するのが金沢市立安江金箔工芸館。「箔移し」の実演コーナーでは、箔の見事なまでの薄さが実感で…
加賀藩士・寺島蔵人(てらしまくらんど)は禄高450石の中級武士として、農政、財政の実務的な仕事を歴任。1777(安永6)年に、藩から邸地を拝領し新築したといわれる邸宅は、家屋、土蔵、土塀が現存し、中級武家屋敷の特徴を伝え…