2月18日は、冥王星発見の日、第1回さっぽろ雪まつり開催、嫌煙運動の日、エアメールの日。法然・親鸞が配流された日。法然は、土佐国番田(実際には讃岐国へ変更)へ、親鸞は越後国国府(現、新潟県)へ配流されました。国船打ち払い令(「無二念打払令」)発布、名鉄常滑線の開通も2月18日です。
冥王星発見の日
1930年2月18日、アメリカ・ローウェル天文台(Lowell Observatory)のクライド・ウィリアム・トンボー(Clyde William Tombaugh)が、1月23日と1月29日に撮影した写真との比較研究から、太陽系第9惑星・冥王星を発見しました。
2月18日生まれの有名人は?
歌手(ダークダックス)・佐々木行(マンガさん)、芸術家のオノ・ヨーコ、女優・中田康子、俳優・中村敦夫、歌手・奥村チヨ、作家・山本一力、ゴルフ・吉川なよ子、俳優のジョン・トラボルタ(John Joseph Travolta)、女優・松原千明、シンガーソングライター・影山ヒロノブ、作曲家・宮川彬良、タレント・マリアン、俳優のマット・ディロン(Matt Dillon)、漫画家・おーなり由子、作家・馳星周、俳優のジャック・バウアー(Jack Bauer)、俳優・田中哲司、お笑い芸人・ねづっち、キャスター・駒村多恵、アナウンサー・高島彩、EXILEのTETSUYA、お笑い芸人(ジョイマン)・池谷和志、歌手・立石沙千加、歌手(東方神起)・チャンミンと多士済々。
2月18日生まれの誕生花は?
金鳳花(きんぽうげ)、春蘭(しゅんらん)
嫌煙運動の日
昭和53年2月18日、東京・四谷で「嫌煙権確立をめざす人びとの会」が設立され、日本でも本格的な嫌煙運動がスタートしました。
エアメールの日
1911年2月18日、インドで行われた飛行ショーで、6500通の手紙を50馬力のソメール複葉機でアラハバードからナイニまで10km輸送。運ばれた手紙にはちゃんと”First Aerial Post, U.P. Exhibition Allahabad 1911.”(最初の航空郵便)のスタンプが押され、これが飛行機によって初めて運ばれた郵便物となりました。
パイロットはフランス人のアンリ・ペケ(Henri Pequet)。
定期的な、飛行機による郵便の航空扱いの営業は、1918年5月15日に米国郵政省(後のアメリカ合衆国郵便公社)がワシントンD.C.とニューヨーク市の間で実施されたもの。
巨人軍戦後初のキャンプを松山で実施
昭和21年2月18日、読売巨人軍は、戦後初となるキャンプを愛媛県松山市で実施。
宿泊は道後温泉の今治屋旅館。
グラウンドは旧制松山高校グラウンド(現・愛媛大学教育学部附属中学)が利用されました。
この春季キャンプは千葉茂が発案し、巨人対オール松山のオープン戦も行なわれました。監督は藤本英雄。松山が故郷の千葉茂が主将を務め、必死で走り回って「乾燥イモ」をかきあつめて食糧にしたそうです。
第1回さっぽろ雪まつり開催
昭和25年2月18日、札幌観光協会と札幌市の主催で、『第1回さっぽろ雪まつり』を開催。
小樽市北手宮尋常小学校(のち小樽市立北手宮小学校=平成27年度廃校)の学校行事の雪像が参考となって雪像づくりが始まりました。
市民の雪捨て場となっていた大通公園7丁目に6基の雪像が制作されました。
羊ヶ丘展望台には「さっぽろ雪まつり資料館」が設置されています。
かの子忌
作家・詩人・仏教研究家である岡本かの子は昭和14年2月18日没。
墓は東京都府中市の多磨霊園。
法然・親鸞配流
『吾妻鏡』によれば、建永2年・承元元年(1207年)2月18日、「源空上人(法念房と号す)土佐の国に配流せらる。専修念仏の事に依ってなり。近日件の門弟等、世間に充満す。事を念仏に寄せ、貴賤並びに人妻然るべきの人々の女と密通し、制法に拘わらず。日新の間、上人等を搦め取り、或いは切羅せられ、或いはその身を禁しめられ、女人等また沙汰有り。且つは専修念仏の子細、諸宗殊に欝し申す由の故なり」とあり、法然の法難が記されています。
延暦寺(北嶺)、興福寺(南都)の旧仏教界からの念仏者への糾弾が日に日に強まるなか、後鳥羽上皇のお気に入りの女官二人が念仏に帰依し、上皇に断りもなく、法然上人の弟子、住蓮(じゅうれん)と安楽(あんらく)のもとに出家したことが後鳥羽上皇の逆鱗に触れました。
これが「承元の法難」です。法然は、土佐国番田(実際には讃岐国へ変更)へ、親鸞は越後国国府(現、新潟県上越市)へ配流されました。
親鸞が配流された新潟県上越市には上陸地の居多ヶ浜、最初に参拝したという居多神社(こたじんじゃ)、草庵を結んだ五智国分寺など、ゆかりの地が数多く残されています。
香川県高松市には法然ゆかりの法然寺があり、本尊は法然自刻と伝わります。
香川県綾歌郡綾川町には法然が振り付けをしたという『滝宮の念仏踊』(念仏踊のルーツとも)が伝わり、毎年8月25日に滝宮天満宮に奉納されています。
異国船打ち払い令(「無二念打払令」)発布
文政8年2月18日、江戸幕府は「尤唐・朝鮮・琉球などは船形人物も相分るべく候得共、阿蘭陀船は見分けも相成かね申すべく、右等の船万一見損い、打誤り候共、御察度は之有間敷候間、二念無く打払いを心掛け、図を失わざる様取計らい候処、専用の事に候条、油断無く申付けらるべく候」と、異国船を「二念無く(何も迷うことなく)打払いを心掛け」るように命じました。
名鉄常滑線開通
明治45年2月18日、愛知電気鉄道が傳馬駅(後の傳馬町駅)〜大野駅(現、大野町駅)間を開業。
大正2年に神宮前駅までが開通し、全通しました。
これが名鉄常滑線(めいてつとこなめせん)の前身です。
平成17年1月29日には常滑線を延長する形で空港線が開業し、ミュースカイも走っています。
常滑は常滑焼という焼き物の町。江戸時代には速力の早い知多廻船で栄えた町でもあります。
近現代には日本の焼き物産業を支え、愛知のものづくりの重要な拠点ともなっていて、INAXライブミュージアムも建っています。
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