成田の梅まつり

成田山新勝寺の背後の丘陵を利用して16.5万平米という広大な敷地を誇る成田山公園。実は成田山新勝寺の境内で、仏教の生きとし生けるものすべての生命を尊ぶという思想が組み入れられています。庭園には、紅梅・白梅合わせて500本が植えられており、2月下旬〜3月上旬には『成田の梅まつり』が行なわれています。

梅まつり期間中の土・日曜には、野点や演奏会を実施

成田国際空港に最も近い梅林が成田山公園。
昭和3年の開園ということで、平均樹齢80年近い老木が多く、平均樹齢も50年を超えるとか。
気品のある花が参詣客の目を楽しませてくれます。

梅まつり期間中の土・日曜には、『観梅の投句コンテスト』（投句箱設置時間10:00～15:00／1人2句以内として未発表の作品に限る）や「表千家観梅の野点」、津軽三味線、箏・尺八、二胡などの「観梅の演奏会」が行なわれるほか、甘酒のサービスも予定されています。

取材・画像協力／成田山新勝寺

成田山公園

成田山新勝寺の本堂から徒歩5分ほどの裏山に広がる新勝寺の大庭園が成田山公園。約16万5000平方メートルにもおよぶ敷地には、放生（ほうじょう＝捕らえた魚や鳥を放す）の場を表わす龍智、竜樹、文殊の3つの池が点在、池畔には浮御堂が建っています。

成田山新勝寺

高幡山金剛寺（高幡不動尊）、雨降山大山寺（大山不動尊）と並び、関東三大不動に数えられるのが成田山新勝寺。真言宗智山派の大本山で、開山は天慶3年（940年）。新皇を名乗り反乱軍を起こした平将門（たいらのまさかど）の乱を平定後、朱雀天皇（すざく