徳島県は藩政時代には淡路島(現・兵庫県)まで徳島藩の領有で、藩庁の徳島城は日本100名城に選定。戦国時代に阿波国を掌握した三好氏の拠点だった勝瑞城(しょうずいじょう)、阿波国一宮・一宮神社背後の山城、一宮城が続日本100名城で、以上の3城が徳島県三大名城といえる城です。
徳島城|日本100名城
所在地:徳島県徳島市徳島町城内1
築城年:至徳2年(1385年)、近世的な城郭=天正13年(1585年)
築城者:室町幕府管領・細川頼之(ほそかわよりゆき)、近世的な城郭=蜂須賀家政(蜂須賀正勝の子)
主な城主:蜂須賀家政、蜂須賀重喜(はちすかしげよし)
史跡:国の史跡
遺構:本丸、二の丸、月見櫓などの石垣、堀川(内堀)、表御殿庭園
備考:明治維新まで徳島藩・蜂須賀氏25万石の居城
標高61mの城山を中心に、山上に本丸、東二の丸、西二の丸、西三の丸、南麓に寺島川(現在はJR阿波室戸シーサイドラインの線路に)と堀川に囲まれた御殿(藩主の治世・生活の場=現在の徳島城博物館建つ場所)、西麓に隠居した藩主の生活の場でもあった西の丸、さらに西側に庭園を有した御花畠屋敷が配されていました
勝瑞城(しょうずいじょう)|続日本100名城
所在地:徳島県板野郡藍住町勝瑞東勝地176・267-1
築城年:16世紀半ば
築城者:三好実休
主な城主:三好実休、十河存保
史跡:国の史跡
遺構:土塁、水堀、土橋など
備考:室町時代後半に阿波国守護・細川氏によって 守護所が置かれた地で、戦国時代に阿波国を掌握した三好氏の拠点
一宮城|続日本100名城
所在地:徳島県徳島市一宮町西丁
築城年:延元3年・暦応元年(1338年)
築城者:阿波国守護・小笠原長房(おがさわらながふさ=三好氏の祖)の四男・小笠原長宗
主な城主:小笠原長宗、長宗我部元親、蜂須賀家政(近世的な城郭に改修)
史跡:徳島県の史跡
文化財:曲輪、石垣、竪堀、空堀、堀切など
備考:蜂須賀家政が阿波国入国後は徳島城の支城(阿波九城)として機能
城跡は、標高144mの最高所に位置する本丸を中心に、東西800m、南北500mの範囲に才蔵丸、明神丸、小倉丸、椎丸、水ノ手丸などの曲輪(くるわ)が配され、倉庫跡、畑跡、貯水池跡などが現存
一宮神社が登城口で、本丸まで徒歩30分
徳島県三大名城とは!? | |
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