福岡県八女市にある直径33m、高さ5.3mという大型の円墳が、丸山塚古墳(まるやまづかこふん)。八女古墳群を構成する古墳で、国の史跡。周濠・周堤は失われていますが、発掘された両袖型横穴式石室には壁画が描かれています(装飾古墳)。保存のため埋め戻され、石室の見学はできません。
色鮮やかな装飾古墳(埋め戻され、見学はできません)
玄室の奥壁、羨道、玄門の袖石に赤・緑・黄の3色の顔料を使った円文、連続三角文(れんぞくさんかくもん=三角形の文様を連続させて描いた文様)、蕨手文(わらびてもん=曲線の一端が蕨の先端のように内側に渦巻いている文様)が描かれ、壁の下部に大きな石材を用い、上部は平たい石材をドーム状に積み上げるなど、石室の複雑な構造などから6世紀後半頃の築造と推測されています。
周囲に桜が植栽され、春には花見を楽しむことができます(古墳の西側に駐車場、トイレも整備)。
丸山塚古墳 | |
名称 | 丸山塚古墳/まつやまづかこふん |
所在地 | 福岡県八女市宅間田 |
関連HP | 八女市公式ホームページ |
ドライブで | 九州自動車道八女ICから約6km |
駐車場 | 5台/無料 |
問い合わせ | 八女市文化振興課 TEL:0943-23-1982/FAX:0943-24-4331 |
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