富士登山の目的の多くは、「一度は日本最高峰に立ちたい」という気持ちから。ということなら、登山計画が決まったなら、なるべく早めに「日本最高所の山小屋」を予約するのがおすすめです。富士山に数ある山小屋の中でももっとも標高が高く、しかも剣ヶ峰に近いのが、「頂上富士館」です。
最高峰の富士山にある、最高所の山小屋に宿泊しよう

富士登山で、もっとも避けるべきが、0泊2日の弾丸登山。
高山病や低体温症などの体調不良を引き起こすもとで、富士登山では山小屋泊が必須となっています。
一般的に、8合目あたりの山小屋に宿泊、早朝に山頂を目指す人が多いのですが、山頂(お鉢)までの登山道で御来光を迎えたり、途中の胸突き八丁で寒さに震えることもあります。
おすすめなのは、山麓に1泊してでも入山初日のうちに山頂に到達するプラン。
「頂上富士館」があるのは、富士宮口の山頂、富士山本宮浅間大社奥宮の脇。
標高はなんと、3740m。
隣には山頂郵便局、富士山本宮浅間神社奥宮があり、日本最高地点の剣ヶ峰までは徒歩30分ほど。
つまり、もっとも剣ヶ峰に近い山小屋なのです。
御来光は、「頂上富士館」目の前に、富士山頂にある8つの峰(ピーク)のひとつ駒ヶ岳があり、ここでモルゲンロート(太陽の光が山肌を赤く染める現象)とともに、日の出を拝むことができます。
チェックインは16:00〜18:00で、メンバー全員揃っての受付。
15:00〜16:00は、清掃と宿泊準備のため一旦閉館となっています。
夕食18:30まで、消灯時間19:00、朝食が4:00~4:30といった感じです。
完全予約制で、Yamatanからのオンライン予約のみ可能(宿泊者限定Tシャツ付きプランも用意)。
注意したいのは、空気の薄さ(平野部は酸素濃度21%、富士山頂は13.5%で、6割ほどという「空気の薄さ」です)。
地上で1気圧であったものが富士山頂では0.63気圧ほどなので、空気自体が少なくなっているのです。
デリケートな人は、経験したことのない薄い空気で、熟睡できません。
万全な体調で挑むこと、無理のないスケジュールは必須条件です。

予約争奪戦開始! 富士登山「日本最高所の山小屋」に泊まろう! | |
名称 | 頂上富士館/ちょうじょうふじかん |
所在地 | 静岡県富士宮市富士山頂 |
関連HP | 頂上富士館公式ホームページ |
問い合わせ | 頂上富士館 TEL:0544-26-1519 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag