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飛騨古川の町並み

飛騨古川の町並み

岐阜県飛騨市古川町、NHK連続テレビ小説『さくら』(平成14年4月1日~平成14年9月28日放送)のロケ地となった飛騨古川は、白壁と鯉が泳ぐ町。さくらの下宿先という設定の「三嶋和ろうそく店」や通勤路となった1000匹の鯉が泳ぐ瀬戸川沿いの白壁土蔵の道、プロポーズされた福全寺跡の大銀杏などがあります。

鯉の泳ぐ瀬戸川、美しい城下町、宿場町が現存

天正13年(1585年)、羽柴秀吉(豊臣秀吉)の越中侵攻(佐々成政攻め)に伴って飛騨に入った金森長近は、翌年に飛騨古川に増島城(現在の増島天満神社・飛騨市立古川小学校周辺)を築き、養子の金森可重(かなもりありしげ )を配し、軍事、行政の中心として機能させました。
その際、金森長近が拠点とした高山に模して碁盤目状の町割りをしています。
元和元年(1615年)の元和の一国一城令で増島城は廃城になりますが、その重要性から城下町の機能などはそのまま残し、美しい家並みが今に伝えられているのです。

元禄5年(1692年)、飛騨高山藩6代藩主・金森頼時(かなもりよりとき)が出羽国・上山藩(現・山形県上山市)に移封になると、飛騨古川は天領となりますが、その後も飛騨街道の要衝として栄えたのです。

中心部には鯉の泳ぐ瀬戸川が流れ、この川を挟んで殿町、壱之町、弐之町、三之町が碁盤割に配されています。
瀬戸川を境にして北側に武家町を、南側の荒城川までの間に町人町を配しているのです。

町をそぞろ歩けば和ろうそくの店や切り絵工房などもあり、情緒たっぷりに観光客を迎えてくれます。
増島城のあった場所、瀬戸川を頭に入れて散策を。

町中には、飛騨の匠の文化を今に伝える「飛騨の匠文化館」、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台」行事に登録の『古川祭の起し太鼓・屋台行事』を紹介する「飛騨古川まつり会館」、宝永元年(1704年)創業の蒲酒造場、明和年間(1764年~1772年)創業の三嶋和ろうそく店、毎年1月15日の夜に行なわれる『三寺まいり』(さんてらまいり)の円光寺、真宗寺、本光寺と立ち寄りポイントも豊富です。

画像協力/飛騨市観光協会

飛騨古川の町並み
名称 飛騨古川の町並み/ひだふるかわのまちなみ
所在地 岐阜県飛騨市古川町壱之町
関連HP 飛騨市公式観光サイト
電車・バスで JR飛騨古川駅から徒歩5分
ドライブで 東海北陸自動車道飛騨清見ICから約19.5kmで飛騨市役所駐車場
駐車場 飛騨市役所前駐車場(100台/30分まで無料、以降有料)
問い合わせ 飛騨市商工観光部観光課 TEL:0577-73-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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安峰山展望台

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三嶋和ろうそく店

岐阜県飛騨市古川町にある和ろうそくの店が、三嶋和ろうそく店(三嶋和蝋燭店)。明和年間(1764年~1772年)創業の「生掛(きがけ)和ろうそく」の老舗。当主の三嶋順二さんは7代目で、作業場では、主人の説明を聞きながら和ろうそく作りの実演を見

 

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