上ヶ流茶園 天空の遊歩道

上ヶ流茶園 天空の遊歩道

岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合にある茶畑が上ヶ流茶園(かみがれちゃえん)。その茶畑を東側の尾根から眺めるのが天空の遊歩道です。養老鉄道の終点、揖斐駅(いびえき)の西山中、標高200mから380mの高台で茶畑が築かれ、「天空の茶畑」、「岐阜のマチュピチュ」(「カチュピチュ」)と呼ばれて、注目を集めています。

希少な在来品種の茶を無農薬で生産!

上ヶ流茶園 天空の遊歩道

養蚕が盛んだった昭和35年ころまでは桑畑が中心でしたが、人絹の普及(生糸から化学繊維へ)で養蚕が斜陽化すると、当時、お茶が高価に売れていたため、茶畑に転換されたのです。
昭和55年からは従来の「古来茶」(在来品種)に加え、自然環境に適した「やぶきた」が栽培され、栽培される希少な「古来茶」(在来品種)は、「天空の古来茶」としてブランド化されています。

静岡の川根茶、京都の宇治茶、福岡の八女茶など銘茶産地として名高い地域はいずれも山間地で、低温寡照という条件に当てはまります。

春日地区では冷涼で、朝霧が立ち込めやすいという気候を活かし、鎌倉時代の宝治年間(1247年〜1249年)から茶の栽培が行なわれてきました。
しかも急峻な地形のため、茶の改良や植え替えが進まず、安政4年(1857年)に京から苗木を移植したという貴重な在来品種が残されています(日本茶の生産は、標高の高い寒冷地では品質優先のお茶栽培、平坦地の温暖な地域は中級茶量産で、機械化による省力経営が行なわれています)。
農薬を使わない、貴重な上ヶ流茶は、棚田に天空の里上ヶ流茶直売所、無人販売所があるほか、ネット販売も行なわれています。

白鬚神社北側の第一駐車場から天空の遊歩道途中のビューポイントへは徒歩20分。
天空の遊歩道はビューポイントからさらに坂道を上り、林道に出て、林道を戻る仕組みに。


また周辺には織田信長が伊吹山麓に築いた薬草園、伊吹薬草の歴史を今に伝える薬草の里「かすが」、美束(みつか)集落の山腹には「天空の棚田」ともいえる貝原棚田もあり、中京圏に近い、注目の秘境エリアになっています。

ちなみに静岡県浜松市天竜区龍山町では標高600mに茶畑があり、静岡県榛原郡川根本町の水川地区でも標高600mの山間で茶が栽培され、「天空の茶産地」と呼ばれています。

上ヶ流茶園 天空の遊歩道
名称 上ヶ流茶園 天空の遊歩道/かみがれちゃえん てんくうのゆうほどう
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町春日六合
関連HP 揖斐川町公式ホームページ
ドライブで 名神高速道路大垣ICから約36km
駐車場 15台/無料
問い合わせ 揖斐川町観光文化戦略課 TEL:0585-22-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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