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日本のグランドキャニオン 3選

日本のグランドキャニオン

アメリカの景勝地として筆頭に上げられるのがグランドキャニオン(Grand Canyon=大峡谷の意)。そんな大峡谷が日本にあるはずもありませんが、探せば、ミニミニグランドキャニオン的な場所が・・・。そんな日本のグランドキャニオンを3ヶ所を厳選して紹介します。

まずは、本物のグランドキャニオンをチェック!

アメリカ合衆国アリゾナ州北部、コロラド高原が長年のコロラド川による浸食作用で削り出された大峡谷がグランドキャニオン。
グランドキャニオン国立公園(面積は東京都の面積の2.3倍)としてアメリカの国立公園の象徴、そして世界遺産にもなっています。

峡谷の断崖は平均でも1200mの高さ(最大は1800m)があり、幅も6km~29km、長さはなんと446kmもあるのです。
South Kiabab Trail、North Kiabab Trail、Bright Angel Trailなど回廊のトレイル(Corridor trails)も設けられていますが、あまりに広大なため、空から俯瞰する遊覧飛行も用意されています。

日本のグランドキャニオン 3選

日本キャニオン

所在地:青森県西津軽郡深浦町松神国有林
公園指定:津軽国定公園
成因:以前はU字谷(氷河地形)という説もありましたが、現在は大地震や大雨が引き金となって、大規模な山崩れを起こしたものではないかと推測されています(十二湖新日暮の断崖=もともとの呼び名は日暮山で、その断崖)
グランドキャニオン度:★★☆
昭和28年10月22日、十二湖が深浦・十二湖県立自然公園に指定された際、国立公園審議委員で冒険家・岸衛(きしまもる)が「ベビーキャニオンじゃないか」と語ったことから岩崎村役場が日本キャニオンと命名したのが始まり

日本キャニオン

青森県西津軽郡深浦町の景勝地、十二湖近くにある異色スポットが日本キャニオン。キャニオン (canyon)は、英語で谷、峡谷のこと。十二湖凝灰岩の白い岩肌が露頭する谷が、地質、規模は異なるもののアメリカのグランドキャニオン(Grand Can

松木渓谷

所在地:栃木県日光市足尾町
公園指定:足尾環境学習センターの建つ足尾砂防ダムのさらに奥に銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)が整備
成因:足尾銅山の本山坑エリアの奥にあり、足尾銅山の誕生(明治35年に松木村は廃村)で、煙害や山火事などで木の生えない岩峰の谷となったもの(足尾荒廃地)
グランドキャニオン度:★★★

松木渓谷

栃木県日光市足尾町にある渓谷が松木渓谷。明治35年に廃村になった松木村(まつぎむら)跡を流れる松木川の上流にあり、足尾銅山の誕生で、煙害や山火事などで木の生えない岩峰の谷となり(足尾荒廃地)、「日本のグランドキャニオン」とも呼ばれています。

富士グランドキャニオン

所在地:静岡県駿東郡小山町須走
公園指定:富士箱根伊豆国立公園
成因:「ふじあざみライン」横の地層(スコリア)が水の浸食や「雪代」(ゆきしろ=雪崩が山肌のスコリアを巻き込みながら山麓へと流れ出す現象)で削られて谷が形成されたもので、全長300m、深さ50m、最深部分が70m
グランドキャニオン度:★☆☆ 現在、立ち入り不可状態

奇観! 富士グランドキャニオン

富士山の東側には、宝永の大噴火で生まれた巨大な砂漠地帯が広がっています。とくに「ふじあざみライン」周辺には、火山学者がワクワクするような景観が。それが富士グランドキャニオン(須走グランドキャニオン)ですが、入口一帯が東富士演習場にあたるため

日本のグランドキャニオン 3選
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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日本のナイアガラ 15瀑

本場のナイアガラの滝が有名なせいか、日本のナイアガラ、東洋のナイアガラなどと通称される滝は、なんと全国に15瀑もあります。ナイアガラの滝にスケールははるかに及ばないものの、岩質の軟らかい部分が削られて硬い部分が残る差別侵食という成因は同じも

日本のマチュピチュ 5選

15世紀のインカ帝国の遺跡で、アンデス山中の標高2430mに位置するマチュピチュ(Machu Picchu)。そのマチュピチュに似ていることから、「日本のマチュピチュ」などと称される場所が全国各地に存在します。そのなかから、撮影スポットにも

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日本のポンペイ 5遺跡

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遠見山(岐阜のグランドキャニオン)

岐阜県加茂郡川辺町にある下麻生城(しもあそうじょう)があったとされる標高272mのピークが遠見山。山上の見晴岩から眺める飛騨川の蛇行が、グランドキャニオンの蛇行に似ていることから、岐阜のグランドキャニオンとして注目を集めています。山頂には火

 

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