遠見山(岐阜のグランドキャニオン)

遠見山(岐阜のグランドキャニオン)

岐阜県加茂郡川辺町にある下麻生城(しもあそうじょう)があったとされる標高272mのピークが遠見山。山上の見晴岩から眺める飛騨川の蛇行が、グランドキャニオンの蛇行に似ていることから、岐阜のグランドキャニオンとして注目を集めています。山頂には火防(ひぶせ)の秋葉神社が鎮座しています。

徒歩20分で得られる飛騨川蛇行の大パノラマ

地図は見晴岩を表示

令和元年に川辺町と町民が、可茂森林組合の指導のもと、遠見山への登山ルートを2年を費やして整備(それまでは谷沿いに踏み跡がある程度でした)。

川辺町のスタッフが登山地図GPSアプリ「YAMAP」(電波が届かない山中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ)を運営するヤマップ(本社:福岡県福岡市)に相談、令和3年10月27日にYAMAPで紹介したところ(「山」という資産を活用して地域活性)、愛知県在住のハイカーを中心に、入山者が増加し、「岐阜のグランドキャニオン」が注目されるようになったのです。

登山口は飛騨川橋たもと・下麻生交差点近くにあり、川辺町北部公民館駐車場が目下の登山者用の駐車場です。
国道41号を渡り、高山本線を小さなトンネルでくぐって登山道に入ります。
下から見上げる遠見山は岩峰ですが、谷を詰めるように登るので、岩場登りはありません。
山上の尾根にたどり着くと、南へ見晴岩、北に山頂の分岐があり、一帯が下麻生城の城跡。
登山口〜遠見山山頂は徒歩20分ほど。

戦国時代末の天正16年(1588年)、郡上八幡城に入城した稲葉彦六が、飛騨川と飛騨街道を眼下にする要害に、美濃飛騨の動向を掴むために設置した城と伝えられ、森長可によって攻められ落城しています。

現在の飛騨川橋の場所は、尾張藩の領地で、江戸時代から明治にかけて材木を筏(いかだ)に組んで流した下麻生綱場(しもあそうつなば)。
飛騨山中で伐採された木材は一本一本を川流しされ、下麻生綱場で流材を止めて筏に組んで、さらに下流へと流し、名古屋城下の白鳥湊(現・名古屋市)まで運ばれました(毎年9月〜翌年3月の渇水期に作業されていました)。

ちなみに、飛騨川の蛇行は、グランドキャニオンというよりは、コロラド川が大地をえぐって創りだした馬蹄型の絶景、ホースシューベンド(Horseshoe Bend)に似ているので、正しくは「岐阜のホースシューベンド」。
しかし、これではわかりにくいので、「岐阜のグランドキャニオン」とPRされているのです。

遠見山(岐阜のグランドキャニオン)
名称 遠見山(岐阜のグランドキャニオン)/とおみやま(ぎふのぐらんどきゃにおん)
所在地 岐阜県加茂郡川辺町下麻生
関連HP 川辺町公式ホームページ
電車・バスで JR下麻生駅から徒歩10分
ドライブで 東海環状自動車道美濃加茂ICから約9km
駐車場 平和錦酒造前町駐車場、金昌寺横町駐車場を利用
問い合わせ 川辺町企画課 TEL:0574-53-7213
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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