覚満淵

覚満淵

群馬県前橋市、赤城山山上、大沼(おの)の東南、駒ヶ岳と小地蔵岳の間にある中間・高層湿原が覚満淵(かくまんぶち)。かつてはカルデラ湖である大沼と古大沼湖を形成していましたが、乾燥化などで湿原化が進んでいます。「小尾瀬」とも称される湿生植物と高山植物の宝庫で、初夏にはレンゲツツジ・ニッコウキスゲが見事。

湿生植物と高山植物の宝庫

覚満淵
6月にはレンゲツツジが開花

大沼の南、標高1360mに位置する沼と湿原で形成される覚満淵。
覚満淵という名の由来は、平安時代の比叡山延暦寺の高僧・美濃法印覚満がここで7日間の法会を行なった(『神道集』巻第八「上野國赤城三所明神内覚満大菩薩事」)という伝説に由来。

湿原の横に「県立赤城高原ビジターセンター」あるので、ここを起点にすれば手軽にモウセンゴケ、ヌマガヤやツルコケモモ群落などが茂る湿原探勝が楽しめます。
覚満淵一周は所要30分ほど。

3月の水芭蕉に始まり、5月の新緑、6月のレンゲツツジ、7月のニッコウキスゲ、10月中旬の紅葉が見事。

ニホンジカによる食害が顕著のため、周囲に防鹿ネットが設置されています。

名称 覚満淵/かくまんぶち
所在地 群馬県前橋市富士見町赤城山
関連HP 前橋観光コンベンション協会公式ホームページ
ドライブで 関越自動車道赤城ICから約25.8km
駐車場 県立赤城公園ビジターセンター駐車場(無料)を利用
問い合わせ 県立赤城公園ビジターセンター TEL:027-287-8402
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
赤城神社

赤城神社

赤城山への自然崇拝がルーツで、平安時代編纂の『延喜式神名帳』に名神大社「勢多郡 赤城神社」として記載される古社、赤城神社。上毛野国(かみつけのくに/現在の群馬県)二之宮(一之宮は貫前神社)。赤城山頂、大沼(おの)の小鳥ヶ島に鎮座し、赤城神社

赤城大沼

赤城大沼

群馬県前橋市、赤城山頂のカルデラ平原にある周囲4.5kmのカルデラ湖(火口原湖)が赤城大沼(あかぎおの)。半島となった小鳥ヶ島には赤城神社が鎮座しています。大沼南側の覚満淵(かくまんぶち)は、ミニ尾瀬とも呼ばれる湿原で、沼の水位が下がり湿原

 

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