八幡まつり(近江八幡の火祭り)

八幡まつり(近江八幡の火祭り)

毎年4月14日〜4月15日、滋賀県近江八幡市の日牟禮八幡宮で『八幡まつり(近江八幡の火祭り)』が行なわれます。近江八幡開町以前の旧村落(市井、多賀、北之庄、鷹飼、中村、宇津呂、大林、土田、船木、小船木、大房、南津田)で行なわれる祭礼で、4月14日の『宵宮祭』(松明祭)は、国の無形民俗文化財に選定されています。

4月14日の『宵宮祭』は、合計30本以上の松明が登場!

八幡まつり

4月14日の『宵宮祭』(20:00〜23:00頃)は、10m余の大松明(だいたいまつ)をはじめとする合計30本以上の松明に火が付けられ、多数の仕掛け花火とともに春の夜空を焦がします。
松明の形も特徴があり、火を付けながら手で振りかざす「振松明」、引きずりながら持ち込む「引きずり松明」、「とっくり松明」、「船松明」と個性的です。

20時から上之郷(市井、多賀、北之庄、鷹飼、中村、宇津呂、大林、土田)の松明からその年に定められた順に火が放たれ、続いて下之郷(船木、小船木、大房、南津田)の松明に火が付けられます。

下之郷の大房地区の松明は、とくに注目で、寝かせた状態で持ち込み、30度ほど起こした状態の時に松明に火を付け、火の粉をかぶりながら竹で突き上げつつ松明を起こしていきます。

4月15日の『本祭』(15:30〜19:00)は、「太鼓の宮入り」で、各郷から宮入りをした大太鼓によって、渡御が行なわれます。
太鼓の打ち方は各郷によって独特の伝承があり、宵宮太鼓・休み太鼓・シューシ太鼓・上り太鼓・御渡り太鼓など、それぞれに違っています。

『宵宮祭』は、松明祭、『本祭』は太鼓祭と呼ばれるようにともに大きな特徴があります。

なお、2日間は、会場(日牟禮八幡宮)周辺に交通規制が実施され大変混雑。
駐車場は不足するので公共交通機関の利用がおすすめです。
牟禮八幡宮へはJR近江八幡駅から歩いても30分ほど。
タクシー利用の場合は、近江八幡駅北口から乗車を。

近江八幡の火祭り
3月の『左義長まつり』と4月14日の『八幡まつり』の『宵宮祭』(松明祭)、そして5月4日の『篠田の花火』の3つの祭りと、各地域で行なわれる左義長を加え、「近江八幡の火祭り」の名称で国の重要無形民俗文化財(『記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財』)に選定されています。
八幡まつり(近江八幡の火祭り)
開催日 毎年4月14日〜4月15日
所在地 滋賀県近江八幡市宮内町257
場所 日牟禮八幡宮
関連HP 日牟禮八幡宮公式ホームページ
電車・バスで JR近江八幡駅から近江鉄道バス野ヶ崎行きで5分、小幡町資料館前下車、徒歩7分
ドライブで 名神高速道路八日市ICから約14.8km
駐車場 市営多賀観光駐車場(57台/有料)
問い合わせ 日牟禮八幡宮社務所 TEL:0748-32-3151/FAX:0748-32-8665
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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