毎年8月9日~8月10日、福島県郡山市で『萩姫まつり』が開催されます。「美人をつくる湯」で有名な磐梯熱海温泉で行なわれるお祭り。磐梯熱海温泉に伝わる萩姫伝説にちなんで行なわれるもので、萩姫縁日、萩姫渡御撮影会、温泉感謝祭、献湯祭、めっけ市、萩姫万灯パレードなどが行なわれます。
磐梯熱海温泉に伝わる萩姫伝説がモチーフ
南北朝時代、京の公卿・万里小路藤房(までのこうじふじふさ)の娘・萩姫が不治の病にかかったところ、「都を去る東北方、数えて五百本目の川岸に霊泉あり。それに浸れば全快する」という不動明王のお告げがあり、侍女を伴い東北に足を伸ばし磐梯熱海の湯につかったことで病気が治ったというのが萩姫伝説。
8月9日に湯泉神社で斎行される「温泉感謝祭」(浦安の舞奉納)、蓬山源泉場で南北朝時代の衣装を身にまとったミス萩姫が各旅館主へ湯を授ける「献湯祭」(源泉汲上げの儀・散湯の儀・分湯の儀)をはじめ、情緒あふれる「萩姫万灯パレード」、JR磐梯熱海駅南側緑地公園での「萩姫縁日」(商工会青年部主催)、湯けむり公園での「萩姫渡御撮影会」などが開催されます。
ちなみに磐梯熱海温泉の温泉神社(明治以前は温泉権現)は、鎌倉時代の初め、鎌倉幕府の御家人・安積祐長(あさかすけなが/曾我兄弟の仇討ちで知られる工藤祐経の次男=工藤祐長)が建暦3年(1213年)、泉親衡の乱(いずみちかひらのらん)平定の恩賞として安積郡の地頭となり(安積氏を名乗る=安積氏のルーツ)、出身地である伊豆から(鎌倉時代には鶴岡八幡宮に次いで関東武士の信仰を集めた伊豆山権現と推測できます)温泉権現の分霊を勧請して創建したのが始まりとされています。
萩姫まつり|郡山市 | |
開催日時 | 毎年8月9日~8月10日 |
所在地 | 福島県郡山市熱海町 |
場所 | 湯泉神社 |
関連HP | 磐梯熱海温泉観光協会 公式ホームページ |
電車・バスで | JR磐梯熱海駅から徒歩すぐ |
ドライブで | 磐越自動車道磐梯熱海ICから約2.5km |
駐車場 | ユラックス熱海駐車場を利用 |
問い合わせ | 萩姫まつり実行委員会(磐梯熱海温泉観光協会) TEL:024-984-2625 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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