根子番楽|北秋田市

根子番楽

毎年8月14日19:30〜21:30、秋田県北秋田市の根子番楽伝承館(旧根子小学校体育館)で『根子番楽』(ねっこばんがく)が行なわれます。国の重要無形民俗文化財に指定される『根子番楽』は、山伏神楽の流れをくみ、勇壮活発で荒っぽい武士舞が多いのが特徴。6月、10月の特別公演のほか、毎年お盆に上演されています。

マタギ発祥の地に伝わる修験系の神楽

マタギ発祥の地として知られる北秋田市阿仁の根子集落は、源氏の遺臣あるいは平家の落人達により開かれたと伝えられ、独特の風習と信仰を持つマタギ文化が代々守り受け継がれています。

マタギは、日本人の自然観に基づく山伏修験道と深い関係があり(修験道を精神的支柱としていました)、マタギ集落に番楽(番楽=秋田県、山形県に分布する修験系の神楽)が伝承されているのもうなづけます。
つまり、マタギが、番楽を山神様に奉じたということに。

『根子番楽』は、武士を主人公にした舞を中心に、太鼓、笛、手びら鉦、拍子板(ひょうしいた)、法螺貝(ほらがい)の伴奏にのせて、勇壮に舞うもの。

能楽の先駆をなして室町時代に流行し、中世から近世に能と並んで武家達に愛好された幸若舞(こうわかまい)以前のものなので、平家落人が伝えたという伝承も真実味があります。
東北地方に伝承されている修験系の神楽の中でも、歌詞や芸態の伝承が確実なものの一つになっています。

根子番楽保存会によって伝承され、演目には露払い、翁舞、三番叟(さんばそう=翁の舞に続いて舞う)、信夫太郎(しのぶたろう=奥州平泉高館合戦の折の信夫太郎景時の奮戦)、鞍馬、作祭(さくまつり)、曾我兄弟、敦盛(源平合戦の一ノ谷の戦いでの若き平敦盛を討った熊谷直実の葛藤)、鐘巻(「道成寺」の原曲とされる古い能)などがあり、『根子番楽』当日には例年2時間で8つの演目が披露されます。

根子番楽|北秋田市
所在地 秋田県北秋田市阿仁根子舘下段44
場所 根子番楽伝承館(旧根子小学校体育館)
関連HP 北秋田市公式ホームページ
電車・バスで 秋田内陸縦貫鉄道笑内駅から徒歩35分。または、タクシーで5分
ドライブで 東北自動車道盛岡ICから約100km。または、秋田自動車道五城目八郎潟ICから約55km
問い合わせ 北秋田市観光案内所 TEL:0186-62-1851
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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