2019年・青春18きっぷの旅(2) 東京駅から東北本線で青森駅へ!

青春18きっぷ

東京駅を始発に乗って、北に向かったらどこまで行けるのか? その第2弾は東北本線で、宇都宮、福島、仙台、そして盛岡を目指します。出足は順調で昼には仙台に到着するのですが、そこから先が実は難関。盛岡から先は、東北本線は3セク化しているので、花輪線に回り、大館から奥羽本線で青森にゴールします。

東京〜(京浜東北線)〜上野〜(宇都宮線)〜宇都宮

便宜的に東京駅を出発駅にしていますが、宇都宮線(上野東京ライン)の始発時間帯は上野駅なので(東京駅発は6:41の快速ラビットまでありません)、東京駅から京浜東北線の始発列車に乗車します。
上野駅で宇都宮線(東北本線)の始発に乗車し、宇都宮を目指します。
ここが唯一のグリーン車連結。
「青春18きっぷ」では別にグリーン券を購入すれば普通列車・快速列車のグリーン車に乗車できるので、グリーン券を奮発するのも手です(事前購入がお得です)。

東京(3番線)4:44 発460C普通・大宮行き
上野(1番線)4:52 着(京浜東北線)
上野(5番線)5:10発521M普通・宇都宮駅行き/グリーン車自由席あり
宇都宮(7番線) 6:51着(東北本線/宇都宮線)

宇都宮〜(東北本線)〜郡山〜(東北本線)〜福島

宇都宮からはこまめに乗り継いで、福島を目指します。
福島までは比較的乗り継ぎもいいので、福島駅着10:11と、意外にいい感じになっています。
栃木県と福島県の県境は豊原駅(栃木県)と白坂駅(福島県)の間の黒川橋梁です。
この豊原駅〜白坂駅が東北本線開通時の難所の一つで、大正9年に現行のルートに変えて勾配を克服しています(旧ルートは大部分が県道に編入)。

宇都宮(8番線)6:59発629M普通・黒磯行き
黒磯7:49着(東北本線)
黒磯7:54発4127M普通・新白河行き
新白河8:18着(東北本線)
新白河8:22発2127M普通・郡山行き
郡山9:03着(東北本線)
郡山9:25発1133M普通・福島行き
福島10:11(1番線)着(東北本線)

福島〜(東北本線)〜仙台〜(東北本線)〜盛岡

福島県の県都・福島から宮城県の県都・仙台までは、今回初の快速列車で移動です。
といっても先行列車を追い越すことはありません。
仙台駅では乗り継ぎのロス時間があるので、駅弁などをゆっくりと購入できます。
盛岡着は16:11で、まだまだ期待ができる時間ですね。

仙台駅で12:11(7番線)発の仙山線(827M普通・山形行)に乗り換えるというプランもありますが、羽前千歳13:26着。羽前千歳で山形新幹線と同じ線路を走る、新庄行き13:39の奥羽本線(山形線)普通に乗り換え新庄14:42着。
新庄で15:40発秋田行きで、秋田18:11着。
秋田19:20発の3627M快速・青森行きに乗車することになり、結果は、盛岡から花輪線経由と変わりがないことになります。

福島10:40(4番線)発3573M快速仙台シティラビット3号・仙台行き
仙台11:56(6番線)着(東北本線)
仙台12:45(2番線)発2543M普通・小牛田行き
小牛田13:30着(東北本線)
小牛田13:43発533M普通・一ノ関行き
一ノ関14:29着(東北本線)
一ノ関14:43発1541M普通・盛岡行き
盛岡16:11(5番線)着(東北本線)

盛岡〜(IGRいわて銀河鉄道・花輪線)〜大館〜(奥羽本線)〜青森

実は、盛岡駅で大きなタイムロスが生じます。
東北本線はここまでで、新幹線開通の影響を受けて、この先、八戸まで東北本線は第3セクターのIGRいわて銀河鉄道になっているのです(目時駅から先は青い森鉄道)。
IGRいわて銀河鉄道は、「青春18きっぷ」が使えないため、目時駅まで乗車すると2360円かかってしまうので、好摩駅から花輪線に入る直通列車を利用します(盛岡〜好摩間は650円)。
花輪線はかつての東北本線(現・IGRいわて銀河鉄道)の好摩駅から先で、盛岡18:03発まで待つことに。
ただし、この乗り継ぎだと、新潟経由の日本海ルート、山形経由のルートと同じ、3627M快速・青森行きで青森入りすることになります。
その日のうちに北海道入りを果たしたい場合は、快速・青森行きを新青森で下車し、北海道新幹線に乗り継ぐことになります。

盛岡18:03(1番線)発1935D普通・大館行き
大館20:52着花輪線(IGRいわて銀河鉄道経由)
大館20:55発3627M快速・青森行き
青森22:13(5番線)着(奥羽本線)

盛岡で「ワープ」して新幹線で八戸へ

盛岡でよく使われているのが、「ワープ」と呼ばれる新幹線の利用。
青い森鉄道は途中下車しなければ「青春18きっぷ」が利用できるので、盛岡〜八戸を東北新幹線を利用し、八戸で青い森鉄道に乗り換えるという作戦。
IGRいわて銀河鉄道を使うのと値段的には少し高いだけで、時間の節約メリットが大。

青森駅での津軽線は20:15発までないため、蟹田20:52着で旅は終わりになってしまいます。
あと一歩で北海道ですが、蟹田から三厩方面の終電が19:09発と早いので、ここまでとなってしまいます。

盛岡16:37(14番線)発3025Bはやぶさ25号
八戸17:04(13番線)着(東北新幹線)
八戸17:14発585M普通・青森行き
青森18:56着(青い森鉄道)
青春18きっぷの旅(1) 東京駅から日本海ルートで青森駅へ

2019年・青春18きっぷの旅(1) 東京駅から日本海ルートで青森駅へ

JRグループが春休み・夏休み・冬休みに発売する「青春18きっぷ」。「始発から0時を過ぎた最初の停車駅」まで利用できるという規定を守り、東京駅から、高崎、新潟経由で北上します。東京駅を始発の京浜東北線に乗車すれば、なんとかその日のうちに青森駅

2019年・青春18きっぷの旅(3) 東京駅から東海道本線で九州へ!

青春18きっぷを利用し、東京駅で始発に乗ってどこまで行けるかを検証する企画。その第3弾は、東海道本線・山陽本線を使って九州を目指します。かつてのような大垣行き夜行を使うことができないので、ひたすら普通列車と快速列車を乗り継いでいきます。ネッ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ