東京駅・銀の鈴

銀の鈴

東京都千代田区丸の内1丁目、東京駅地下1階、八重洲地下中央口改札を入った広場が、銀の鈴広場(グランスタ東京銀の鈴エリア)で、そこに置かれたモニュメントが銀の鈴。丸の内側とを結ぶ中央地下通路にあるので、待ち合わせスポットにもなっています。

4代目の銀の鈴が、東京駅での待ち合わせの目印に

昭和43年6月10日に初代の銀の鈴が登場し、現在のものは4代目。
東海道新幹線の誕生にともない利用者が増加し、これといった目印がないため待ち合わせ場所に困る人が続出(携帯電話がなかった時代です)。
新宿駅のアルプス広場(夜行の急行「アルプス」の整列乗車待機場所、令和2年、東西自由通路の工事で消滅)、名古屋駅では、新幹線改札前の壁画前(現在は銀時計)、コンコースに「金の柱」、「銀の柱」など、定番の待ち合わせ場所が生まれましたが、東京駅でも待ち合わせ場所となったのが、銀の鈴。

当時の東京駅助役・関口要之助氏の「待ち合わせ場所として、巨大な銀色の神社鈴ぶら下げてみては」という提案で、竹と和紙による手作りで制作され、東京駅構内1階に設置されたのが始まり。
この場所に人を呼び込みたいという願いも込められていたのだとか。

昭和44年に2代目、昭和60年に3代目に更新され、さらに平成6年、東北・北陸新幹線の東京駅乗り入れ時の東京駅改良工事で、現在の地下1階に移設され、平成19年10月25日の「グランスタ東京」(GRANSTA TOKYO)開業で4代目に変わっています。

現在の4代目は、東京藝術大学学長で金工作家・ 宮田亮平(みやたりょうへい/第22代文化庁長官)のデザインで、直径は80cm、重量70kgのアルミ合金製。
あまり知られていませんが、毎時0分に鈴の音をイメージしたメロディーが鳴り渡っています。

グランスタ東京銀の鈴エリアにあり、洋菓子、和菓子のショップも軒を並べているので、少し待たされても退屈することはありません。

東京駅・銀の鈴
名称 東京駅・銀の鈴/とうきょうえき・ぎんのすず
所在地 東京都千代田区丸の内1丁目
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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