福岡県福岡市博多区にある十日恵比須神社の『正月大祭』が1月8日の「初えびす」から1月11日の「残りえびす」まで4日間にわたって行なわれますが、1月9日の「宵えびす」には博多芸者(博多芸妓衆)のかち詣り(徒歩詣り)があります。博多の年中行事のひとつで、粋な芸者衆が東公園入口から徒歩で十日恵比須神社へ参詣する行事。
例年15:00頃に十日恵比須神社到着
島田の鬢(びん)に稲穂の簪(かんざし)、紋付正装、裾ひき姿という艶姿で、のぼりを先頭に、博多那能津会の三味、笛、太鼓の伴奏で十日えびすの唄をはやしながら、東公園入口から徒歩で十日恵比須神社を目指します。
15:00頃に十日恵比須神社に到着し、十日恵比須神社では、来る1年の開運、商売繁昌を祈願するのです。
以前は宝恵駕(ほえかご)による参拝でしたが、交通事情と、籠の担ぎ手不足から、昭和44年正月を最後にかち詣り(徒歩詣り)となっています。
博多芸者(博多芸妓衆)
博多芸者(博多芸妓衆)は、5月3日〜4日の博多どんたく港まつり三味線、唄、太鼓、踊りなどを披露するほか、12月に博多座で『博多をどり』も行なわれています。
博多には明治22年に相生(あいおい)券番、明治30年に中洲券番、明治34年に水茶屋券番が設置され、好景気に沸く大正時代には新券番、南券番を加えた5つの券番がありました。
戦時体制で券番は消滅しましたが、戦後に中洲券番と水茶屋券番が復活し、昭和60年に統合されて博多券番が誕生しています。
「おおらかできっぷがいい」博多の芸妓は、最盛期(大正時代)には2000人を数えましたが、現在は20名ほどが日々の稽古に励んでいます。
博多には明治22年に相生(あいおい)券番、明治30年に中洲券番、明治34年に水茶屋券番が設置され、好景気に沸く大正時代には新券番、南券番を加えた5つの券番がありました。
戦時体制で券番は消滅しましたが、戦後に中洲券番と水茶屋券番が復活し、昭和60年に統合されて博多券番が誕生しています。
「おおらかできっぷがいい」博多の芸妓は、最盛期(大正時代)には2000人を数えましたが、現在は20名ほどが日々の稽古に励んでいます。
博多芸者かち詣り|福岡市 | |
開催日時 | 1月9日15:00頃 |
所在地 | 福岡県福岡市博多区東公園7-1 |
場所 | 十日恵比須神社 |
関連HP | 博多券番公式ホームページ |
電車・バスで | JR鹿児島本線吉塚駅から徒歩5分、福岡市営地下鉄千代県庁口駅から徒歩5分 |
駐車場 | なし(周辺の有料駐車場を利用) |
問い合わせ | 博多券番 TEL:092-263-1187/FAX:092-263-1117 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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