カモメの大群が電車に襲来!浜名湖佐久米駅

JR二俣線(昭和15年全通)の廃止をもって昭和62年、天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線として開業した「天浜線」。
JR新所原駅〜掛川駅を結ぶ第三セクターの鉄道です。
新所原駅から乗車すると、浜名湖に沿ってのどかな風景が続きますが、奥浜名湖の浜名湖佐久米駅(静岡県浜松市北区)には、冬期間珍しい光景を見ることができます。
それが、カモメの大群に襲われる電車です。

多いときには800羽が集結!

単式ホーム1面1線の浜名湖佐久米駅は、1日の平均乗降客が20人〜30人という小さな無人駅です(開業は昭和13年)。
毎年12月から3月頃、ユリカモメの大群が浜名湖北岸にやってきます。
「笹すし」を経営している笹田順嗣さんは、十数年にわたって浜名湖にやってくるユリカモメにパンの耳を与えており(給餌の時間は列車の到着にあわせて10:32、10:47、14:27、14:47分頃)、列車が到着する頃を見計らって給餌を開始。
するとカモメの大群が列車を取り囲むという仕組み。
普段は400羽〜500羽ほど。ピークは1月下旬から2月上旬で、気温が低いときほど餌をとれなかったゆりかもめの数は多く最大700羽〜800羽のユリカモメがやってくるとか。

駅に併設する喫茶「かとれあ」で販売しているカモメの餌(1袋100円)を購入すれば、カモメの餌やりも可能です。

この大群の集まる風景は、テレビ局が見逃すはずもなく、テレビ朝日の『ナニコレ珍百景』(珍百景No.883「冬だけにぎやかな駅」)でも紹介されています。
カモメの集結のおかげで冬場は20人の乗降客が1000人を超えることもあるように。

浜名湖佐久米駅は、奥浜名湖自然歩道「佐久米コース」(浜名湖佐久米駅~尉ヶ峰山頂)の起点にもなっているので、ぜひ冬の日だまりハイキングがてら訪れることをおすすめします。

取材協力/ニッポン旅マガジン(一般社団法人プレスマンユニオン)


 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

関連記事

よく読まれている記事

こちらもどうぞ