南京町・西安門

神戸港開港と同時に誕生した歴史ある中華街が南京町。昭和初期頃には、「南京町に行けば何でもある」といわれるほどの隆盛を見せましたが戦争などで一時衰退。昭和57年にメリケンロード側に最初の楼門として南楼門が、さらに昭和60年には長安門(東楼門)を建設、そして平成17年1月に西側入口に西安門(せいあんもん)が完成しました。

中国、北宋時代の門がモデル

南京町の東西に伸びるメインストリートの西端が西安門(東端が長安門)。
西安門は、中国で商業が最も栄えたとされる約1000年前の北宋時代の門がモデルで、南京町の門ではもっとも絵に艶やかさがあります。

高さ9m、幅5m、瓦や装飾物などは北宋時代に世界的大都市として栄えた中国河南省開封市から取り寄せたものを使用。

裏側には中国語で復興を意味する「光復」の文字が掲げられますが、それは阪神淡路大震災の震災10年にあたり、復興のシンボルとして建設されたから。

夜はライトアップされ、発光ダイオードが華やかに輝き、写真映えするポイントとしても注目されています。

南京町・西安門
名称南京町・西安門/なんきんまち・せいあんもん
Seianmon gate,Nankin-machi
所在地兵庫県神戸市中央区元町通1
関連HP南京町商店街振興組合公式ホームページ
電車・バスでJR元町駅・阪神本線阪神元町駅から徒歩5分
ドライブで阪神高速道路神戸線京橋出口から約1.6kmでメリケンパーク駐車場
駐車場メリケンパーク駐車場(630台)、三宮中央通り駐車場(488台)、市営三宮駐車場(1084台)/有料
問い合わせ南京町商店街振興組合 TEL:078-332-2896/FAX:078-332-2897
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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