姫路城・大手門

姫路城の玄関口は江戸時代まで、防備のため3つの門があったことが過去の絵図や文献から明らかになっています。城内へは、内堀に架かる木製の太鼓橋・桜門橋を渡り、桜門、桐二門(桐の外門)、桐一門(桐の内門)を通って入城したのが大手の登城道。このうち桐二門が現在の大手門の場所です。

昭和13年に復元された門でかつての桐二門に建つ

明治時代に陸軍の管理下となり、往時の桐二門は撤去されていますが、姫路城が国宝の指定を受けるにあたって昭和13年に大手門が復元されています。
通称桜門と呼ばれてはいますが、桐二門の位置に復元。
位置や大きさは江戸時代のものとは全く異なっているため、正しくは復元ではなく、新造になります。
軒高が高くなっているのは、戦前、三の丸に駐屯した陸軍の車両が通行しやすいため。

北側の石垣の上には時を告げる太鼓が下がった太鼓櫓がありましたが、それも今は失われています。

内堀を桜門橋で渡り、大手門をくぐれば三の丸となります。
桜門橋も平成19年の復元。
発掘調査で出土した橋台の遺構を活かしながら、江戸時代の木橋をイメージして築いたものです。

姫路城・大手門
名称 姫路城・大手門/ひめじじょう・おおてもん
Otemon,Himeji Castle
所在地 兵庫県姫路市本町68
関連HP 姫路城公式ホームページ
電車・バスで JR・山陽電鉄姫路駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道山陽姫路東ICから約6km
駐車場 市営大手門駐車場(600台/有料)、市営姫山駐車場(250台/有料)、市営城の北駐車場(150台/有料)
問い合わせ 姫路城管理事務所 TEL:079-285-1146/FAX:079-222-6050
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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