神戸三宮フェリーターミナル(新港第三突堤)

神戸・三宮(さんのみや)の海岸部に位置する神戸三宮フェリーターミナル。阪神高速3号神戸線京橋ランプ(出口)または阪神高速5号湾岸線新港方面ランプから新港第3突堤方面へと走れば神戸三宮フェリーターミナルです。宮崎都を結ぶ宮崎カーフェリー、高松へのジャンボフェリーが発着しています。神戸港には3つのフェリーターミナルがあるのでご注意を。

3階の展望フロアは夜景を眺める穴場スポットに

神戸三宮フェリーターミナルの3階海側には展望フロアが用意され、夜には神戸港の夜景を眺める隠れたスポットになっています。
東岸から新港第四突堤~神戸大橋~ポートアイランドを一望に。

神戸・三宮〜宮崎は500kmほどの航海で、夜行便。
室戸岬沖、足摺岬沖の太平洋を航海するルートで、ツインルームも特等室、ブッフェスタイルで夕食が楽しめるレストラン、展望浴室・サウナも用意。

神戸・三宮〜高松は、1日4便ほど運航し、「神戸とうどんを結ぶ」をキャッチフレーズに四国と本州を結ぶ貴重な足となっています。
「明石海峡大橋をくぐるシーンと、瀬戸内の日没は感動的で、展望デッキから楽しむことができます」(ジャンボフェリー)。
4枚つづりで、神戸〜高松、大阪~高松の高速バスも利用できるフェリー・高速バス共通利用券なども発売されています。

現在、神戸港には上海への日中国際フェリーの発着する神戸ポートターミナル、大分へのフェリーさんふらわあ、北九州(新門司)への阪九フェリー、新居浜への四国開発フェリーの発着する六甲アイランドフェリーターミナルと合わせて3つのフェリーターミナルがあるのでご注意を。

新港第三突堤は近代化産業遺産
神戸三宮フェリーターミナルのある新港第三突堤は、新港第一、第二突堤とともに、明治40年に着工し、大正11年に完成した歴史ある突堤。
森垣亀一郎がオランダのロッテルダムで学んだ最新工法(ケーソン工法)を使い(日本初のL型浮ドックによるケーソン製作方式を考案)、水深9m以上の大岸壁を設計したもの。
現在では物流活動の中心がポートアイランドや六甲アイランドなどの沖合へと移ったため、古き港町の雰囲気を残した埠頭になっています。
神戸港の開港後も、メリケン波止場など天然の港に近いような港湾施設しかありませんでした。
神戸港は、明治27年の日清戦争の後には香港・上海・横浜をしのぐ東洋最大の貿易港となりましたが、明治29年、神戸市会は「東洋一の港と呼ぶにふさわしい完全な設備を建設すべき」と満場一致で決議。

ようやく明治39年になって工事着工が決定します。
築港工事が遅れた理由は、日清戦争、日露戦争で公共事業に投資する国費が不足していたから。
新港第一・第二・第三突堤の完成で、第一次世界大戦後、神戸港は飛躍的な発展を遂げています。
新港第一・第二・第三突堤は、経済産業省の近代化遺産「商業貿易港として発展し続ける神戸港の歩みを物語る近代化産業遺産群」の構成資産(神戸港の港湾施設群)となっています。

 

神戸三宮フェリーターミナル(新港第三突堤)
名称 神戸三宮フェリーターミナル(新港第三突堤)/こうべさんのみやふぇりーたーみなる(しんこうだいさんとってい)
Kobe-Sannomiya Ferry Terminal
所在地 兵庫県神戸市中央区新港町3-7
関連HP 神戸市公式ホームページ
ジャンボフェリー公式ホームページ
宮崎カーフェリー公式ホームページ
電車・バスで JR三ノ宮駅から徒歩20分。JR三ノ宮駅前の「ミント神戸」11階バスターミナル6番のりばから、三宮フェリーターミナルまでの連絡バス運行
ドライブで 阪神高速神戸線京橋出口から約1km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 神戸市みなと総局みなと振興部振興課 TEL:078-322-5674
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
宮崎港フェリーターミナル

宮崎港フェリーターミナル

宮崎県宮崎市の宮崎港にある、神戸港(神戸三宮フェリーターミナル)とを結ぶ宮崎カーフェリーの乗船場が、宮崎港フェリーターミナル。宮崎港を夜に出て、ナイトクルージングの後、神戸に朝到着する便利な航路です(逆も同じで、ナイトクルージング)。フェリ

 

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