鵯越大仏

神戸市北区山田町の神戸市立鵯越墓園内にある大仏が鵯越大仏(ひよどりごえだいぶつ)。戦前、神戸市が4年の歳月をかけて建立したという異色の大仏で昭和7年12月3日に開眼。像高12.54mのコンクリート製大仏で、大仏前の広場からは神戸の町並みはもちろん、ポートタワー、ポートアイランド、はるか紀淡海峡まで一望に。

源平の古戦場跡にある公営墓地に大仏が鎮座

建立当時は、実は鵯越墓園の山頂部に位置していましたが、人口増にともなう墓地不足から開発が進み、いつのまにか墓園の入口あたりになってしまっています。

ちなみに鵯越(ひよどりごえ)とは、攝津国(福原・兵庫方面)から藍那(あいな=神戸市北区山田町藍那)を経て播磨国・三木方面へ出る古道の呼び名。
鵯越墓園南門近くの神戸市道夢野白川線(旧西神戸有料道路)の植え込みに「史跡鵯越の碑」が立っていますが、この地が、有名な源平合戦で源義経が一の谷へ攻め入ったと伝えられる場所。
墓園内の高尾地蔵院境内には、義経が鵯越進軍の途中に休んだという「義経馬つなぎ之松」案内板が立っています。

ちなみに神戸には能福寺の兵庫大仏(平成3年再建)があり、鵯越大仏と並び、神戸2大大仏となっています。

鵯越大仏
名称 鵯越大仏/ひよどりごえだいぶつ
Hiyodorigoe Daibutsu(Hiyodorigoe Great Buddha)
所在地 兵庫県神戸市北区山田町下谷上中一里山
電車・バスで 神戸電鉄鵯越駅から徒歩7分
ドライブで 阪神高速白川南ICから約10km
駐車場 神戸市立鵯越墓園駐車場を利用
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
能福寺(兵庫大仏)

能福寺(兵庫大仏)

2017年12月31日

 

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