兵庫県芦屋市東芦屋町、芦屋の総鎮守である芦屋神社の境内西端にあり、水神社として祀られているのが、芦屋神社境内古墳。古墳時代後期末(6世紀末〜7世紀初頭)に築造されたと推定される円墳で、玄室を覆う墳丘、天井石の残る横穴式石室が現存。芦屋市の史跡に指定されています。
築造時には古墳から大阪湾を眺望
墳丘は直径19.0m、高さ3.5mの円墳で、もともとは6世紀に築かれた笠ヶ塚群集墳を構成する1基だったと推測されています。
6世紀には現在の芦屋市内に笠ヶ塚群集墳、八十塚古墳群、城山古墳群、三条塚古墳群、翡翠ヶ丘古墳群、朝日ヶ丘古墳群など、横穴式石室を有する古墳が多数築造されていますが、大部分は都市化の波で消滅しています。
右片袖式の横穴式石室は、全長10.4m、玄室は全長3.6m、幅1.7m、高さ2.1mで、石室内に水神社の祠が鎮座。
墳丘の頂上は標高87.75m、芦屋川と宮川が形成する扇状地の扇頂部に位置し、石室の開口部も西に8度傾いて南方向に開口していることから、大阪湾への眺望が開けた地を意識して古墳が築かれたことがわかります。
芦屋神社境内古墳 | |
名称 | 芦屋神社境内古墳/あしやじんじゃけいだいこふん |
所在地 | 兵庫県芦屋市東芦屋町20-3 |
関連HP | 芦屋神社公式ホームページ |
電車・バスで | 阪急芦屋川駅から徒歩15分 |
ドライブで | 阪神高速道路芦屋出口から約3km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 芦屋神社 TEL:0797-34-1833/FAX:0797-23-0760 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag