国内最大のフェリーは日本海を走る新日本海フェリーの「はまなす」、「あかしあ」、「すずらん」、「すいせん」の4隻で、全長224.5m。そのうち舞鶴〜小樽航路、敦賀~苫小牧東航路の「はまなす」、「あかしあ」の2隻は、30.5ノット(56km/h)で航行し、世界最速クラス、イージス艦並みのスピードで快走します。
常識を覆すような大型高速豪華フェリーが日本海を航行!
明治時代以前は、日本の物流は、日本海側、北前船と称される西廻り航路がメインでした。
冬の荒波の厳しさが難関でしたが、そこに昭和45年8月に第1船となる「すずらん」(初代)が就航し、日本海の物流に新時代を開きました。
この「すずらん」(初代)は20ノット(37km/h)を超える当時としては破格の航海速力で「海の新幹線」と呼ばれましたが、3代目となる「はまなす」、「あかしあ」は、三菱重工業が開発したハイブリッド型CRPポッド推進システムを世界で初搭載して、平成16年7月2日に就航、以来、国内最速、そして世界最速クラスのスピードを今も保っているのです。
全長が200mを越えるため、海上交通安全法で巨大船に分類されますが、太平洋側を走る太平洋フェリーの「いしかり」、「きそ」が199.9mと200m以内に抑えているのとは対照的です。
豪華客船の「飛鳥Ⅱ」は全長241mなのでそれには及びませんが、「にっぽん丸」は全長166.6mなので全長224.5mはそれを超える巨大船ということに。
そして驚愕なのはそのスピードで、30.5ノット(56km/h)という速さは、海上自衛隊のイージス艦「みょうこう」(7250t/全長161m、全幅21m)が30ノットなので、まさにイージス艦なみの速力ということに。
しかも総トン数は1万6810t(全長224.5m、26.00m)、イージス艦「みょうこう」よりもサイズ的にもはるかに大型の船が、軍艦なみのスピードで走行し、物資や旅客を運んでいるのです。
もうひとつの驚きは、ぜに乗船して体験していただきたいのですが、スイートルームなど上級船室の豪華さ、そしてグリルで味わえる本格的なフランス料理(コース料理)。
まさにフェリーの常識を覆すような大型高速豪華フェリーとなっているのです。
国内最大のフェリーは全長224.5m、しかも世界最速の大型豪華フェリー | |
関連HP | 新日本海フェリー公式ホームページ |
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