平成27年3月14日の北陸新幹線開業と同時に、城端線に新駅「新高岡」が開業。それにあわせてJR城端線は上り・下りで計9本が増便されることになりました。北陸新幹線長野~金沢間開業にともない、並行在来線(JR信越本線長野~直江津間、JR北陸本線金沢~直江津間)はJR東日本・JR西日本から経営分離され、第3セクター鉄道4社に営業が引き継がれました。
「忍者ハットリくん」で氷見へ!
IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道、しなの鉄道の4社で、北陸本線は、IRいしかわ鉄道(金沢~倶利伽羅)、あいの風とやま鉄道(倶利伽羅~市振間)、えちごトキめき鉄道「日本海ひすいライン」(市振~直江津)、えちごトキめき鉄道「妙高はねうまライン」(直江津〜妙高高原)、しなの鉄道北しなの線(長野~妙高高原間)と4つに分断。
ユニークなのは北陸本線が第3セクターになったのに対し、JR城端線・氷見線はこれまでどおり、JR西日本の営業だということ。
本線が3セク、「盲腸線」がJRという構図になったのです。
JR城端線・氷見線沿線の自治体(氷見市、高岡市、砺波市、南砺市)は、城端・氷見線活性化推進協議会をつくって積極的にPR中です。
そしてその目玉が、「忍者ハットリ君列車」と「ラッピング列車」。
「忍者ハットリ君列車」も平成23年からデザインのリニューアルが行なわれ、現在4両が活躍しています(TOPの画像は旧デザインです)。
忍者ハットリくん列車で運転する列車は日によって異なるので、必ず乗車したい場合には、JR西日本北陸案内センター(TEL076-265-5655/4:30~22:30)に問い合わせを。氷見線では、忍者ハットリくんの声による案内放送も実施しています。
JR西日本では忍者ハットリ君列車や北陸新幹線W7系のペーパークラフトも用意しています。
「忍者ハットリ君に出逢える街」
『忍者ハットリくん』の作者・藤子不二雄(A)さんは、富山県氷見郡氷見町(現・氷見市)の出身。
「地域活性に『忍者ハットリくん』が大いに役立っているんです」(観光・マーケティング・おもてなしブランド課)とのこと。
氷見市比美町商店街には、なんと忍者ハットリくんロードがあって、巨大壁画、シャッターアート、3Dアート、CGアート、忍者ハットリくんに登場のキャラクターモニュメントで、「忍者ハットリ君に出逢える街」をPR。
氷見市街地周遊バス(加越能バス氷見営業所)には、怪物くんラッピングバスが運行されています。氷見市街地周遊バスとは、氷見駅前、ひみ番屋街(道の駅氷見)、氷見市民病院をつなぐバスで全区間100円。氷見駅とひみ番屋街(道の駅氷見)を結ぶ貴重な足となっています。
北陸おでかけパス発売
第3セクターとなった、あいの風とやま鉄道やJR氷見線、城端線を乗り降り自由な「フリーきっぷ」をJR西日本金沢支社が発売。
北陸エリアの普通列車(新快速・快速を含む)でフリー区間内なら乗り降り自由。JR西日本の他、金沢~谷浜駅間のIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道、および七尾~和倉
温泉駅間(のと鉄道)も利用可能。あいの風ライナー(金沢~泊駅間)もライナー券(300円)購入で乗車可能。
発売は平成28年3月2日~平成29年3月23日で利用1ヶ月前から3日前まで発売。
利用可能期間は平成28年4月2日~平成29年3月26日までの土・日曜、祝日。
料金は2500円、小人1000円。
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