毎年5月2日〜5月4日(本祭は5月3日)、滋賀県日野町で『日野祭(馬見岡綿向神社例祭)』が行なわれます。社伝では神武天皇の時代に創建という近江・日野の古社、馬見岡綿向神社(うまみおかわたむきじんじゃ)。『日野祭』は、湖東地方最大の祭である馬見岡綿向神社の春の例祭です。
豪華な見送り幕や精巧な彫刻が入った曳山の巡行は必見
江戸時代には近江商人(日野商人)の財力に支えられ、出世開運の神として崇敬を集めました。
日野商人たちが贅の限りを尽くして仕立てた絢爛豪華な曳山の数は16基(滋賀県内では水口の曳山と並んで最多)。
しかも16基ある曳山のなかでも最も古いものは、宝暦年間(1751年~1763年)以前に造られたものなのです。
そんな16基の曳山がゆっくりと古い町並みを練り行く様は見ごたえ十分。
曳山が巡行する日野の本通りの電柱は、曳山のためにわざわざ各屋敷内に設置されていることからも、地元の人の熱意が伝わってきます。
みどころは、辻々での「ギンギリ回し」。
屋台囃子の音色とともに曳山を方向転換する作業のこと。
曳山の下から芯棒を取り出し、それをテコに引き手総勢で曳山を一気に90度転回させます。
日野祭(馬見岡綿向神社例祭) おもな日程
5月2日(宵祭)
西之宮神社例祭にもなっています。
夕暮れより各町内の山倉や辻まで曳山が引き出されます。
提灯に明かりを灯して夜遅くまで祭ばやしがかなでられ、祭り気分を盛り上げます。
5月3日(本祭)
各町内を出発した合計16基の曳山は、11:00頃までに馬見岡綿向神社境内に揃い、神輿前で宮司と3人の神子(通称おちごさん)が渡御の盃を交した(「御幸の杯の儀」)後、11:30頃曳山が一斉に祭ばやしを奏で、神子を先頭に神輿行列が御旅所(ひばり野)へ向けて出発。
5月4日(後宴祭)
神稚児が御礼に社参し、午後からは祭典と巫女の湯立て神楽が奉納されます。
境内では伊勢大神楽の総回しの奉納もあります。
日野祭(馬見岡綿向神社例祭) | |
開催日時 | 毎年5月2日〜5月4日(本祭は5月3日) |
所在地 | 滋賀県蒲生郡日野町村井711 |
場所 | 馬見岡綿向神社 |
関連HP | 日野市公式ホームページ |
電車・バスで | JR近江八幡駅、近江鉄道日野駅から北畑口行バス向町下車、徒歩3分 |
ドライブで | 名神高速道路八日市IC・蒲生スマートICから約13km |
駐車場 | 日野町役場駐車場(150台)日野公民館駐車場(40台)など |
問い合わせ | 日野観光協会 TEL:0748-52-6577/FAX:0748-52-6017 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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