三鬼堂

三鬼堂

宮島の中央にそびえる弥山(みせん)山上にある大聖院の堂宇のひとつが三鬼堂。鬼の神である三鬼大権現(さんきだいごんげん)を祀る堂で、「福徳」、「智恵」、「降伏」の徳を備えた霊験あらたかな弥山の守護神です。三鬼大権現は、真言密教の天狗信仰や山岳仏教の信仰対象となる鬼神で、厳島三鬼坊とも呼ばれています。

三鬼堂にかかる扁額は伊藤博文の筆

初代総理大臣の伊藤博文も篤く信仰したという三鬼大権現。
弥山頂上からの景観を「日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり」として、それを広めようと7000円の浄財と私財で、登山道を整備しています。
三鬼堂の「三鬼大権現」の扁額も弥山本堂とともに伊藤博文の直筆。
寺伝によれば、空海が大同元年(806年)、弥山で修行した際に、三鬼大権現を勧請したと伝えられています。

「福徳」の徳を司る鬼神・追帳鬼神(ついちょうきしん=本地仏:大日如来)、「智恵」の徳を司る鬼神・時眉鬼神(じびきしん=本地仏:虚空蔵菩薩)、「降伏」の徳を司る鬼神・魔羅鬼神(まらきしん=本地仏:不動明王)で、明治初年の廃仏毀釈、神仏分離以前は弥山山上の御山神社(みやまじんじゃ)に祀られていました(神仏分離で三鬼堂へ遷座)。

三鬼大権現は、大小の天狗を眷属に従え、強大な神通力で衆生を救うとされ、家内安全や商売繁盛にご利益が大。

三鬼堂
名称三鬼堂/さんきどう
所在地広島県廿日市市宮島町
関連HP大本山大聖院公式ホームページ
電車・バスでJR宮島口駅からJR連絡宮島航路または松大観光船で10分、宮島桟橋下船、ロープウェー乗り場まで徒歩30分。さらに宮島ロープウェーで15分
ドライブで山陽自動車道廿日市ICから約4.7km。または、大野ICから約5kmで宮島口
駐車場宮島口市営駐車場(166台/有料)・もみじ本舗駐車場(500台/有料)
問い合わせ弥山本堂 TEL:0829-44-2071
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