函館山ロープウェイ

函館山ロープウェイ

北海道函館市、標高334m、津軽海峡に突き出し、函館市街を見下ろす位置にあるのが、函館山。函館山からの夜景は、ナポリ、香港と並ぶ「世界三大夜景」にも数えられています。この夜景を楽しむのに便利なのが、山麓と山頂(高低差278.5m、最大勾配28度58分)を秒速7秒、約3分で結ぶ、函館山ロープウェイです。

日没1時間前には乗車するのがコツ!

山麓から眺めた山頂駅
山麓から眺めた山頂駅
函館山ロープウェイ
山頂駅から眺めた函館市街、右が噴火湾、左が函館港

函館山ロープウェイのゴンドラも現在は5代目で125人乗りの大型ゴンドラが運転されています。
車椅子でもそのまま乗車できるバリアフリータイプ。
山頂駅は展望台と一体になっており、展望台には、レストランとティーラウンジも完備していて、のんびりと夜景を観賞することができます。

ロープウェイは、陸繋島である函館山の東斜面に架かっています。
函館市街は砂嘴(さし)部分で、砂の堆積で島である函館山とトンボロ現象でつながったもの。

東斜面にロープウェイ、そして山頂の展望台があることから、午後から日没が光線状態が最高に。
時間が許すなら、日没の30分〜1時間前(多客期には早めに特等席を確保)に展望台で待ち構え、日没、そして残照(トワイライト)、夜景&漁火と刻々と変化するダイナミックなパノラマを楽しむのがおすすめです。

山頂駅2階が「レストラン ジェノバ」で、12席ある窓側席の内、1日限定4組のみロープウェイ付きコース料理で予約が可能! (ただしゴールデンウィーク、夏休みなど繁忙期は予約不可)。
ちょっと奮発する必要がありますが、ツアー客で、展望台が満員の時にも一等席でのんびりとディナーを楽しむことができます。
予約席以外は来店順で、メニューにある料理しか予約不可なので、なるべくなら奮発して、しかも早めにロープウェイ付きコース料理の予約を(3ヶ月前から予約が可能です)。
席の予約はできませんが、ロープウェイの乗車券とランチがセットになったプランも狙い目です。

山頂駅の3階は窓際は眺望抜群の「ティーラウンジ レガート」で、喫茶と軽食が可能(10名以上なら会食プランも)。

また、ゴンドラ自体も夜景を観賞する絶景スポットになっているので乗車の際はなるべく市街地側に陣取るように心がけましょう。

山頂駅の一等地「レストラン ジェノバ」
山頂駅の一等地山頂駅2階の「レストラン ジェノバ」

ロープウェイ以外の函館山夜景鑑賞の方法

(1)マイカー利用
函館山の登山道路は、4月下旬〜11月中旬、夕方から夜にかけての「夜景ベストタイム」にはマイカー規制を実施(規制時間前に入山した場合でも,規制開始までに下山する必要が生じます)。
一般車は、函館山ロープウェイ駐車場に車を停めてロープウェイで上がるか、規制解除の時間以降に上ることになります。
というわけで、マイカー・レンタカーで観光道路を登るのは、夜中に限られることに。夜景というより日の出を仰ぐ場合に有効でしょう。


(2)登山バス・タクシーを利用

JR函館駅を起点とする函館山登山バス、またはタクシーの利用という手もありますが、ドラマチックさでは、圧倒的に函館山ロープウェイに軍配が上がります。
また、近年は訪日外国人観光客でバスも混雑しています。

(3)登山道で、登山する
登りに限れば、旧登山道を登るという手もあります。
護国神社近くの登山口から山頂までは1時間ほどの行程。
往路を旧登山道を使い、下山にロープウェイというのもおすすめです。
実は、函館山は北海道でもヒグマの生息しない貴重な場所。
しかも戦前は要塞だったため、豊かな自然が残されています。
往路はのんびり山登りというのもおすすめですが、なるべくなら単独登山は避けて、グループで行動を。

山頂駅の上が展望台
山頂駅の上が展望台
展望台で日没を待つ
展望台で日没を待ちましょう(防寒着は必須)
ロープウェイなら冬の夜景鑑賞も手軽
ロープウェイなら冬の夜景鑑賞も手軽(ただし防寒対策は厳重に)
函館山ロープウェイ
名称函館山ロープウェイ/はこだてやまろーぷうぇい
所在地北海道函館市元町19-7
関連HP函館山ロープウェイ公式ホームページ
電車・バスでJR函館駅から市電どっく前行き、谷地頭行きで5分、十字街下車、徒歩10分
ドライブで函館空港から約9kmで市営函館山山麓駐車場
駐車場ロープウェイ駐車場(85台/無料)
問い合わせ函館山ロープウェイ TEL:0138-23-6288
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本三大夜景

日本三大夜景とは!?

日本三大夜景に数えられるのは北海道函館市の函館山、神戸市六甲・摩耶山の掬星台(きくせいだい)、そして長崎市の稲佐山です。共通するのは眼下に海・港があり、ロープウェイで上った山頂から夜景を眺めるという点。加えての共通点はFMラジオの基幹送信所

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