石狩浜海浜植物保護センター

石狩川河口部と日本海に挟まれた砂丘地帯(砂州)に建つ施設で、石狩浜、石狩川河口周辺の自然保護活動の拠点。石狩浜は、多様な海浜植物や天然の海岸林が残る、全国的にも貴重な自然海岸。高度成長時代に海浜植生の破壊が進んだことの反省から平成12年に誕生した石狩市の施設です。

延長25kmに渡って続く石狩砂丘のビジターセンター

シンボル塔は展望台になっています
シンボル塔は展望台になっています
50種の植物が植栽される観察園を併設
50種の植物が植栽される観察園を併設

石狩浜は、石狩川の砂が冬季の北西季節風で打ち上がった砂によって形成された延長25kmの海岸砂丘地形。大規模な海浜植物群落、日本最大規模のカシワの天然海岸林もあって、北海道自然環境保全指針で定める「すぐれた自然地域」に指定されています。
海岸側の第1砂丘と、陸側に連なる第2砂丘の間にハマナスの群落が形成されています。
また小樽市銭函から石狩市厚田区聚富(しっぷ)まで、延長約20km、最大幅約500m以上のカシワの天然海岸林は、日本最大規模のもの。

ノビタキ、ノゴマ、ホオアカなど草原性の野鳥の繁殖地となっているほか、ホウロクシギ、アオアシシギなどの渡り鳥の休息地にもなっています。運が良ければ、オオワシ(環境省指定絶滅危惧2類(VU)、北海道指定絶滅危惧種(En)、天然記念物)、オジロワシ(環境省指定絶滅危惧1B類、北海道指定危惧種種(En)、天然記念物)なども観察できます。

館内では石狩浜の海浜植物や生き物などをパネルや写真で紹介するとともに、海辺の素材をつかったクラフト遊びなどが可能です。また観察園が併設され、散策しながら自然観察が可能。
木の階段を上ったシンボル塔からは石狩湾はもちろん、遠く恵庭岳、手稲山、さらに浜益の山並みが眺望できます。

様々な情報が展示解説されています
様々な情報が展示解説されています
クラフト作りも楽しめます!
クラフト作りも楽しめます!
石狩浜海浜植物保護センター
名称 石狩浜海浜植物保護センター/いしかりはまかいひんしょくぶつほごせんたー
所在地 北海道石狩市弁天町48-1
関連HP 石狩浜海浜植物保護センター公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄東西線・東豊線大通駅から徒歩5分の中央バス札幌ターミナルから北海道中央バス石狩行きで30分、石狩温泉前下車、徒歩3分
ドライブで 札樽自動車道札幌北ICから約18km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 石狩浜海浜植物保護センター TEL:0133-60-6107/FAX:0133-60-6146
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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