羅臼市街から道道87号(知床公園羅臼線)終点の相泊に向かって車を走らせると、ルサ川の河口に建つのがルサフィールドハウス。実はこのルサ川から半島先端部は海域も世界遺産となっているのです。そんな世界遺産海域の玄関口に建ち、世界自然遺産に登録される知床・羅臼のビジターセンター。
ルサ川河口にある世界遺産探勝のビジターセンター
アザラシの剥製やシャチの骨格を展示して夏にはマッコウクジラも訪れる根室海峡の生態系をわかりやすく解説。
さらにカヌーや徒歩で知床半島先端部を目指そうという探検家たちへの情報提供も行なっています。
つまりはこのルサから先端が知床半島の核心部というわけで海岸に温泉が湧く相泊までは車で到達可能です。
ルサ川とルシャ川
知床橋が架かるルサ川を上流にたどると、ルサ乗越。
知床半島の最低鞍部(もっとも標高の低い峠)で、峠のウトロ側(斜里町側)にもルシャ川が流れています。
かつてアイヌは半島両側の交易に、このルサ乗越を使ったといわれています。
知床半島の最低鞍部(もっとも標高の低い峠)で、峠のウトロ側(斜里町側)にもルシャ川が流れています。
かつてアイヌは半島両側の交易に、このルサ乗越を使ったといわれています。
ルサはアイヌ語のル・エ・サ・二(ru-e-san-i=道・そこで・浜の方に下る・ところ)に由来します。
アイヌ語でル(ru)は、道を意味する言葉。留辺蘂(るべしべ)は、ル・ペシ・ペ=道・~にそって下る・もの。
アイヌの旧道として利用されただけでなく、標高が低いことから北風の通り道にもなっていて、根室海峡もルサ沖は白波が立つ海の難所として漁師が恐れているのです。
それでも、夏場はマッコウクジラの出没ポイントがルサ沖であることも多いので、知床世界遺産ルサフィールドハウスを訪れた際には、沖合(世界遺産海域)にも注目を。
知床世界遺産ルサフィールドハウス | |
名称 | 知床世界遺産ルサフィールドハウス/しれとこせかいいさんるさふぃーるどはうす |
所在地 | 北海道目梨郡羅臼町北浜8 |
関連HP | ルサフィールドハウス公式ホームページ |
ドライブで | 根室中標津空港から約78km。羅臼市街から約16km |
駐車場 | 3台/無料 |
問い合わせ | 知床世界遺産ルサフィールドハウス TEL:0153-89-2722 |
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