知床連山の一座、海別岳(うなべつだけ/1419.3m)の北麓、斜里町峰浜地区の高台に建つのが公共の宿でもあるウナベツ自然休養村管理センター。国道から外れているので穴場の温泉ですが、ウナベツ温泉というアルカリ性単純温泉が湧いており、日帰り入浴も可能。
穴場の温泉は、単純硫黄泉が源泉かけ流し!
浴場はシンプルな造りで露天風呂もありませんが、肌がつるつるになる温泉として地元の愛好者が多いのが特長。
泉質は単純硫黄泉で、源泉かけ流し(熱交換器利用)。pH9.1の高アルカリの温泉が、源泉温度44.3度で、毎分120リットルでドバドバ自噴。
温泉ファンなら見逃せない「名湯」です。
駐車場から網走方面の眺望が抜群ですが、少し高台(スキー場方面)に登ればさらに雄大な景色を得ることができます。
また近くには、近年メキメキと有名になった「天に続く道」もあるので、ぜひ寄り道を。
海別という地名は、摩周岳、硫黄山の爆発に由来!?
海別(うなべつ)という地名の由来はアイヌ語のウナ・ペツ(una-pet=灰・川)に由来。
「古へ噴火セシトキ全川灰ヲ以テ埋メタリシガ今ハ灰ナシ」(永田方正『北海道蝦夷語地名解』)と、川が火山灰で埋まった記録があるのだとか。
「古へ噴火セシトキ全川灰ヲ以テ埋メタリシガ今ハ灰ナシ」(永田方正『北海道蝦夷語地名解』)と、川が火山灰で埋まった記録があるのだとか。
海別岳は成層火山ですが火山活動は50万年前ほど前に収束しています。
中世にここに暮らしたアイヌが海別岳の火山爆発の経験はなく、なぜ灰の川といえば、カムイヌプリ(摩周岳)、またはアトサヌプリ(硫黄山)の爆発による降灰。
この2つの火山は、アイヌ文化時代(あるいはそれ以前のオホーツク文化時代)にも降灰をもたらした歴史があるのです。
ウナベツ自然休養村管理センター【2019年10月営業休止】 | |
名称 | ウナベツ自然休養村管理センター/うなべつしぜんきゅうようむらかんりせんたー |
所在地 | 北海道斜里郡斜里町峰浜110 |
関連HP | 知床斜里町観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 女満別空港から約63.3km。または、根室中標津空港から約66.8km |
駐車場 | 100台/無料 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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