にしん文化歴史公園

国道232号沿いにある国の重要文化財で北海道遺産にも登録「旧花田家鰊番屋」の国道を隔てた海側には松浦武四郎の像が立ち、その傍らに「名にも似ずすがたやさしき女郎花なまめき立てるおにしかの里」の歌碑も。幕末の探検家・松浦武四郎は鬼鹿には4度足を運んでいますが、この歌は『西蝦夷日誌』に収録されたもの。

三船殉難事件の慰霊も

にしん文化歴史公園には三船遭難慰霊之碑もありますが、これは、終戦直後の昭和20年8月22日に留萌沖で樺太からの婦女子を中心とする引き揚げ者を乗せた引き上げ船「小笠原丸」(逓信省の海底ケーブル敷設船)、特設砲艦「第二号新興丸」、貨物船「泰東丸」の3隻が相次いでソ連潜水艦(Ⅼ12号・Ⅼ19号)の砲雷撃を受け小笠原丸と泰東丸が沈没して1700人ほど(犠牲者の数は不明)が亡くなった痛ましい事件を慰霊する碑。
「泰東丸」は、戦時国際法に則り白旗を上げて航行しましたが、これを無視し砲撃するというソ連海軍の非道な歴史を今に伝えています。

「小笠原丸」は、明治43年に、長崎県池島付近で遭難したロシア船を救助し、シャム王族一行および乗員100名を救出するという歴史を有しており、ロシア船を救助し、ソ連船に沈められるという皮肉で理不尽な運命となっています。

にしん文化歴史公園
名称 にしん文化歴史公園/にしんぶんかれきしこうえん
所在地 北海道留萌郡小平町鬼鹿広富
関連HP 小平市公式ホームページ
ドライブで 深川留萌自動車道深川西ICから約67km
駐車場 67台/無料
問い合わせ 道の駅おびら鰊番屋 TEL:0164-57-1411/FAX:0164-57-1564
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

道の駅おびら鰊番屋(小平町観光交流センター)

国道232号沿い重要文化財に指定される旧花田家番屋(鰊御殿)と併設の「小平町観光交流センター」の一帯が道の駅として整備されています。「小平町観光交流センター」自体も鰊御殿の雰囲気に合わせた漁場風建築。特産物販売コーナーとニシン丼、イクラ丼、

旧花田家ニシン番屋

留萌(るもい)市街の北25kmほどの小平町(おびらちょう)の日本海オロロンライオン(国道232号)沿いに建つ、旧花田家ニシン番屋。明治から大正にかけて全盛を極めたニシン漁の番屋の跡で、道内では最大の規模の「ニシン御殿」。国の重要文化財で、北

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ