北海道上砂川町にかつてあったJR北海道の駅。函館本線上砂川支線の終点駅でしたが上砂川支線の廃線に伴い平成6年5月16日に営業を終えています。砂川寄りに移設され保存されていますが、これは昭和59年放送の倉本聰脚本・演出のテレビドラマ『昨日、悲別で』(主演:天宮良)のロケ地だったから。悲別駅の看板も掛けられています。
倉本聰脚本・演出のテレビドラマ『昨日、悲別で』の舞台
大正3年、三井鉱山が砂川鉱業所創設し、三井砂川炭鉱の本格的な採炭が開始されたことに伴って、大正7年11月5日、砂川駅〜上砂川駅間が三井鉱山砂川炭礦専用線として開通。
上砂川駅には、着荷場(ちゃっかば)や選炭機(せんたんき)などの炭鉱施設が配置され、石炭輸送の拠点として機能しました。
大正15年月1日に日本国有鉄道函館本線(上砂川支線)の上砂川駅が開業しました(函館本線の唯一の支線でした)。
戦前の最盛期には160万トンの年間採炭量を誇りましたが、ガス爆発事故も多く、閉山となっています。
上砂川駅は、昭和56年に公開の映画『駅 STATION』(監督:降旗康男、脚本:倉本聰、主演:高倉健)のロケ地、さらに平成25年リリースの川野夏美のシングル『悲別~かなしべつ~』(作詞:仁井谷俊也、作曲:弦哲也)もこの悲別駅がモチーフに。
旧駅舎内には廃線当時の時刻表や改札などをそのまま残し、ロケ当時の写真などを展示。
プラットホーム横にヨ8000形車掌車ヨ8055、スユニ60形客車スユニ60 218が静態保存されています。
旧駅舎はグリーンシーズン(4月上旬〜11月中旬)の日中(9:00〜17:00)のみ公開。
『昨日、悲別で』
北海道・上砂川町がモデルの架空の町・悲別町。
『昨日、悲別で』(昭和59年3月9日放送開始)は、まだ三井砂川炭鉱(昭和62年廃鉱)が採炭を行ない、石炭の街だった上砂川町を舞台にしたドラマです。
雪景色の上砂川、函館本線の車窓風景をバックに流れるエンディングテーマは、かぐや姫バージョンの『22才の別れ』(作詞・作曲:伊勢正三/フォークデュオ「風」のデビューシングル)。
最高視聴率は12.0%。
倉本聰脚本の『北の国から』は、富良野を舞台にして昭和56年10月9日から放送開始で、最高視聴率は21.0%。
昭和58年3月24日〜『北の国から’83冬』(最高視聴率26.4%)、昭和59年9月27日〜『北の国から’84夏』(最高視聴率24.3%)とヒットを飛ばしたなかでの『昨日、悲別で』の放送でしたが、残念ながら視聴率は大きく及びませんでした。
それでも熱烈なファンの多かったドラマで、今でも訪れる人が絶えません。
『昨日、悲別で』(昭和59年3月9日放送開始)は、まだ三井砂川炭鉱(昭和62年廃鉱)が採炭を行ない、石炭の街だった上砂川町を舞台にしたドラマです。
雪景色の上砂川、函館本線の車窓風景をバックに流れるエンディングテーマは、かぐや姫バージョンの『22才の別れ』(作詞・作曲:伊勢正三/フォークデュオ「風」のデビューシングル)。
最高視聴率は12.0%。
倉本聰脚本の『北の国から』は、富良野を舞台にして昭和56年10月9日から放送開始で、最高視聴率は21.0%。
昭和58年3月24日〜『北の国から’83冬』(最高視聴率26.4%)、昭和59年9月27日〜『北の国から’84夏』(最高視聴率24.3%)とヒットを飛ばしたなかでの『昨日、悲別で』の放送でしたが、残念ながら視聴率は大きく及びませんでした。
それでも熱烈なファンの多かったドラマで、今でも訪れる人が絶えません。
旧上砂川駅(悲別駅) | |
名称 | 旧上砂川駅(悲別駅)/きゅうかみすながわえき(かなしべつえき) |
所在地 | 北海道空知郡上砂川町北1条1丁目2番 |
関連HP | 上砂川町公式ホームページ |
ドライブで | 道央自動車道砂川スマートICから約9km、奈井江砂川ICから約10km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 上砂川町地域振興係 TEL:0125-62-2001 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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