クラーク博士の像で有名な「さっぽろ羊ヶ丘展望台」の一角に立つのが『恋の町札幌』歌碑。『恋の町札幌』は、昭和47年、石原裕次郎のヒット曲。平成3年6月6日に建立された歌碑には譜面と歌詞が刻まれ、碑の上には、札幌を愛した作曲家・浜口庫之助(はまぐちくらのすけ)と、石原裕次郎の胸像がのせられ、彫刻の街・札幌の野外アートにもなっています。
石原裕次郎が歌い、多くの歌手にカバーされる名曲
『1972年札幌オリンピック』がアジアで初めての冬季五輪が昭和47年2月3日〜2月13日に開催されました。
札幌オリンピックのテーマソングとしてはオリンピックの開催期間前年の2月〜3月にNHK『みんなのうた』の「札幌五輪のうた」のコーナーで流されたトワ・エ・モワなどが歌った『虹と雪のバラード』(作詞:河邨文一郎、作曲:村井邦彦)が有名。
「時計台の 下で逢って」の歌い出しの『恋の町札幌』は、浜口庫之助の作詞・作曲。
札幌オリンピックを盛り上げようとリリースされた楽曲のひとつで、裕次郎には珍しい女歌(女性の立場で書かれた歌詞)。
川中美幸と石原裕次郎の『恋の町札幌』デュエット盤は今もカラオケで人気です。
浜口庫之助が作詞・作曲した作品のタイトルで、場所が特定できるご当地ソングは数少なく、昭和47年の『恋の町札幌』誕生までは、『銀座の子守唄』(歌:和田浩治/昭和35年)くらいのもの。
浜口庫之助の札幌への思い入れは強く、その後も『恋の雪まつり』(歌:三浦雄一郎/昭和55年)、『ロマン札幌』(歌:渚まゆみ/昭和60年)をリリース。
浜口庫之助が作詞・作曲のタイトルに地名の入ったご当地ソングは、この4曲しかないのです。
(作曲だけの場合は昭和43年の『旭川ブルース』があります)
石原裕次郎への楽曲提供は、『夜霧よ今夜も有難う』(作詞・作曲:浜口庫之助/昭和42年)、『粋な別れ』(作詞・作曲:浜口庫之助/昭和42年)、『港町 涙町 別れ町』(作詞・作曲:浜口庫之助/昭和44年)以来の4曲目です。
『恋の町札幌』歌碑 | |
名称 | 『恋の町札幌』歌碑/『こいのまちさっぽろ』かひ |
所在地 | 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1 |
関連HP | さっぽろ羊ヶ丘展望台公式ホームページ |
電車・バスで | 地下鉄東豊線福住駅から北海道中央バス羊ヶ丘展望台行きで12分、終点下車、すぐ |
ドライブで | 道央自動車道北広島ICから約19km |
駐車場 | 150台/無料 |
問い合わせ | さっぽろ羊ヶ丘展望台管理事務所 TEL:011-851-3080/FAX:011-851-7513 |
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泊まって納得! 取材班おすすめ札幌&札幌近郊の宿
札幌にはシティホテルを中心に数多くの宿がありますが、取材班を含め頭を悩ますのは、駐車場の確保と駐車料金。そして夕食。
札幌も新しいホテルが増えていますが、決め手は、都市部ゆえにあえてサービスなどのレベル(ソフト)と温泉、そして総合的なコストパフォーマンス。
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札幌北広島クラッセホテル
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札幌サンプラザ
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とはいえ、ネット予約も可能だし、普通のシティホテルのように使えます。
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ホテルノースシティ
北海道都市職員共済組合が運営の公共の宿(シティホテル)。
緑豊かな中島公園に近く、豊平館などへの散歩も可能。
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