平和の火

平和の火

沖縄県糸満市字摩文仁、沖縄本島の南端、摩文仁の丘(まぶにのおか)の平和祈念公園に灯されるのが、平和の火。平和の礎(へいわのいしじ)のメイン園路の海側、平和の広場に配され、沖縄戦最初の米軍上陸地である阿嘉島(あかじま)と、被爆地の広島、長崎からの火が合わされて灯っています。

平和祈念公園の平和の広場中央に灯る火

平和の礎
平和の火

慶良間諸島の阿嘉島(沖縄県島尻郡座間味村)は、沖縄戦最初の米軍上陸地ということから阿嘉島で火打ち石を使って火を採取(阿嘉島の阿嘉大橋北詰には採火記念碑が立っています)。
被爆地の広島は、昭和39年8月1日に点火され、核兵器廃絶まで燃え続けるという広島平和記念公園の「平和の灯」(へいわのともしび)、被爆地・長崎からは長崎を最後の被爆地とする願いが込められた爆心地公園の「誓いの火」(毎月9日9:00〜17:00と8月6日〜9日に灯されます)から採火しています。

平和の礎ができた平成7年6月23日の慰霊の日に、平和の広場に灯されています。
ただし、恒久的に燃やされているのではなく、慰霊の日や、イベント時、または要人が訪れるといった場合に点火されるもの。
普段は、平和の広場地下のランプに灯されて保存されています。
旅行、慰霊の旅、修学旅行などで訪れて、燃える火を眺めることができたなら、ラッキーということに。

天下される円錐形の周囲の部分が、さざなみの池。
中央の噴水から水が池に流れ落ちて波紋ができる仕組みで、平和の波となって世界中に広がっていくようにとの願いが込められています。
同様に平和の礎の刻銘板も、この平和の広場・平和の火を中心に、放射状に配置され、平和の波を表現しているのです(園内図などでぜひ確認を)。

平和の火
平和の火
平和の火
名称 平和の火/へいわのひ
所在地 沖縄県糸満市摩文仁545平和祈念公園内
関連HP 沖縄県平和祈念公園公式ホームページ
ドライブで 那覇空港自動車道南風原南ICから約11km。那覇空港から約18km
駐車場 平和祈念公園駐車場(352台/無料)
問い合わせ 沖縄県平和祈念財団 TEL:098-997-2765/FAX:098-997-2767
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
沖縄平和祈念堂

沖縄平和祈念堂

沖縄県糸満市、沖縄県県営平和祈念公園にある沖縄平和祈念堂は、高さ45mの七角形の塔で、摩文仁(まぶに)の高台にそびえ立っています。堂内には、沖縄出身の彫刻家・山田真山(やまだしんざん)が18年の歳月を費やし制作した漆製の平和祈念像が安置され

平和の礎

平和の礎

沖縄県糸満市字摩文仁、沖縄本島の南端、摩文仁の丘(まぶにのおか)の平和祈念公園にあるのが、平和の礎(へいわのいしじ)。世界の恒久平和を願い、国籍、軍人と民間人の区別なく、沖縄戦などで没したすべての人々の氏名を刻んだ記念碑。戦争体験の教訓の継

沖縄県平和祈念資料館

沖縄県平和祈念資料館

沖縄県糸満市摩文仁(まぶに)、沖縄本島南端部、沖縄戦跡国定公園の平和祈念公園内にある資料館が、沖縄県平和祈念資料館。建物は波形を描き並べられた「平和の礎」(へいわのいしじ)を囲むように配され、小さな赤瓦屋根が連なり沖縄の伝統的な民家集落の雰

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ