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大雪ダム(大雪湖)

大雪ダム(大雪湖)

北海道上川郡上川町層雲峡、石狩川の流れを大雪山中の層雲峡の上流部で堰き止めたダムが、大雪ダム。石北峠を越える国道39号と、三国峠越えの国道273号の分岐点で、それぞれの国道がダム湖である大雪湖の湖畔を走っています。とくに国道273号はダム堰堤上を通過しています。

石狩川の最上流部にあるロックフィルダム

国土交通省北海道開発局が管理する特定多目的ダムで、石狩川に築かれた唯一のダム。
石狩川総合開発事業の中心的な事業で、洪水調節、利水(農業用水)、旭川市の上水道、発電などを目的にしています。
そのため、雪解け水で石狩川が増水する春は放流せず、水を溜め込み、初夏に発電に利用しながら放流が行なわれ、上川地方の農業用水に使用される仕組みです。

堤高86.5m、堤頂長440.0mのロックフィルダム(中央心壁型)で、大雪山国立公園の自然のなかに昭和50年9月に完成。
ダム湖の大雪湖は、アメマス、オショロコマ、エゾウグイ釣りで人気ですが、ダム周辺にはヒグマも多数生息しています。
近年では層雲峡温泉を基地にして、SUPなどの湖上アクティビティも実施、人気を集めています。

また、大雪ダム周辺の紅葉は、国道沿いでは日本一早く紅葉が始まる場所で、9月も半ばを過ぎると、赤や黄色に染まり始めます。
例年の紅葉の見頃は9月中旬~10月初旬です。

大雪山周辺のダムでは、旭岳温泉、天人峡への入口にある忠別ダム(忠別湖)が有名ですが、大雪山国立公園外です。
国立公園内にあるダム(ダム湖)は、大雪ダム(大雪湖)のほか、糠平ダム(糠平湖)、十勝ダム(東大雪湖)の3ヶ所で、然別湖(しかりべつこ)は自然湖です。

大雪ダム(大雪湖)
名称 大雪ダム(大雪湖)/たいせつだむ(たいせつこ)
所在地 北海道上川郡上川町層雲峡平地先
関連HP 旭川河川事務所公式ホームページ
ドライブで 旭川空港から約81km、帯広空港から約141km、女満別空港から約118km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 旭川河川事務所大雪ダム管理支所 TEL:01658-5-3141 /FAX:01658-5-3165
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

忠別湖(忠別ダム)

北海道東川町、東川町市街地と天人峡の中ほどに位置する忠別ダム。忠別川の洪水調節、潅漑用水の供給、旭川市・東川町・東神楽町の水道用水と発電の役割を担い、平成19年に完成したダムです。誕生したダム湖が忠別湖で、湖畔の北側を旭岳温泉への町道、南側

然別湖

北海道大雪山系の南端、鹿追町と上士幌町にまたがる大自然に囲まれた湖が然別湖(しかりべつこ)。然別火山群のうち、西ヌプカウシヌプリ溶岩ドームと東ヌプカウシヌプリ溶岩ドームの成長でヤンベツ川が堰き止められて誕生した湖です。湖面標高は810mで、

三国峠

北海道河東郡上士幌町、十勝と層雲峡(上川)を結ぶ国道273号の峠。標高は1139mで北海道最高所の峠が、三国峠。標高1139m、北海道の国道の中で一番標高の高い峠で、石狩国・十勝国・北見国境界近くにあるというのが峠の名の由来です。十勝三股の

糠平湖

北海道河東郡上士幌町(かみしほろちょう)、大雪国立公園の豊かな自然に包まれたダム湖が、糠平湖(ぬかびらこ)。上士幌から三国峠を越え、層雲峡方面へと向かう国道273号の途中にひっそりとたたずむ湖で、湖畔には廃線となった国鉄士幌線の橋脚群(北海

 

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