粟生駅(兵庫県小野市)〜北条町駅(加西市)を結ぶ北条鉄道。国鉄・北条線を3セク化(加西市が筆頭株主)して引き継いだ鉄道で、のどかな田園地帯を走ります。車両もディゼルカーで、とくに五能線を走ったキハ40形が現役で活躍。田んぼに水が張られた6月中旬の田植え前後は、水鏡が織りなす幻想的な風景が展開。
運河よければ、五能線で活躍したキハ40形がやって来る!

キハ40形は、クリーム色に青地の線、つまりはJR五能線時代のデザインで運用されており、鉄道ファンの心を鷲掴みに。
車両の導入に関わった北条鉄道の若き運転士・坂江大宗さんで、JR東日本の秋田総合車両センターに眠るように置かれたキハ40形を目にして、「何としても連れて帰りたくなった」のだとか。
加西市も補正予算を組み、クラウドファンディングでも予想以上の寄付が集まり、キハ40形を北条鉄道に迎え入れることができたのです。
国鉄時代のディゼルカーが消えゆく現在、貴重な動態保存となっているのです。
網引駅(あびきえき/加西市)近くなど、沿線の田んぼに水が張られた季節、しかも風のない朝夕なら、水鏡に移るディゼルカーという絶景を目にすることができます。
撮影に当たっては、田んぼの畦道(あぜみち)など、私有地への立ち入りは厳禁。
公道から見学を。

北条鉄道、田植え時期には「田んぼが水鏡」となる絶景が! | |
所在地 | 兵庫県小野市粟生町前田1821〜加西市北条町北条28-2 |
関連HP | 北条鉄道公式ホームページ |
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